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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「キジの声がするね」

 ■「キジの声がするね」

 今は、うちと職場までが近いので、天気がいい日や気が向いたときは、歩いて通勤しています。

 

 歩いていると、車では気が付かないことにも気が付きます。

 今朝は、

ケーン、ケン」

とキジの声。

 

(ああ、そう言えばな…)

って思い出したのは昨年度のこと。

 教室に居ると、この時期、キジの鳴き声が聞こえてきたのでした。そしてその度に、学級の子が、

「キジの声がするね」

って言うので、私も何度も

「そうだね、キジの声がするね。」

って応えていたのでした。そのたびに

「キジだねえ」

と2人でいっていたなあ、そんなことを思い出すのでした。

 

 歩きながら。

 なかなか楽しい時間でした。

 

あまりにもたくさん咲いて華やかだったので、その中まで入り込んでみました

 

 

■「分かった気になるな」

 ■「分かった気になるな」

 

 年度当初は、
(さて、何をするのかな??したらいいのかな?)
的な感じだったけど。

 することがある程度見通せた前年度とは違って、することを新しく考えなければならない今年度。新しい土地で人間関係の中で。

 

 したいこと、してみたいことは有るにはあるけれど、それが具体的なイメージとなってこない感があったわけで。それはつまり、自分だけの思いや考えでは到底やれるもんじゃないことを自覚していいることでもあるわけでして。

 とはいえ、この間、少しずつとはいえ、人と会い、話し、近隣を出歩きその場の空気を感じたりしながら(とはいえ、まだごくごく一部)いると、
(ああ、こんな感じかな…)
ってのが、ちょっとリアルに捉えられるようになってきた,気もする。あくまで、気もするってこと。

 当初の、全ては霧の中、よりはよほどいい。

「まずはこの辺りからかな?」

という感じが自分なりに得られたからかもしれない。

 

 この辺りの感覚は、かつて生活綴り方教育からの学びが今につながっているのかもしれないな、とも思う。

 

 これから関わる方々の声を聴き、土地の空気を感じて、自分の中に少しでもため込んでおかないと、次の選択肢を決めきれないところがあるのが自分。
 よくも悪くも、これでもゴーイングマイウェイ、とはできないのが自分なんだな、と思う。

 
 「分かった気になるな」
は、かつて、心の師匠の一人から言われた手厳しい言葉。当時、けっこう調子に乗っていたからな、自分。
 この言葉、自分の中では、かなり大事な大切な言葉になっている。いつも思い出してしまうんだな。

 

 独りよがりにならず、にいきたい、そう思う4月終盤。

 

散っても、なお目を惹く

 

■外でもあり、内でもある、そんな場所

 ■外でもあり、内でもある、そんな場所

 

 昨日は、近隣小学校の学習参観日。

 

 そこに参加させていただきました。子どもたちがいる学校はなんか久しぶりです。

 今までと違って、「外の人」ですから、そういう緊張感も内心あって。

 

やはり、子どもたちの居る学校はいいなあ、とその賑やかな空気の中にいると感じます。前日、児童館に数時間いたので、顔の分かる子も何人か。私を見付けると

「あ、ももちゃん!」

と言って声を掛けてくれるのが、実にうれしい(^_^)

 

 その後、PTAの方々の座談会という名前のワークショップにも一緒に参加させていただきました。夕方からは、PTA本部役員&学校運営協議会メンバーの(かな?)懇親会にもお誘いただき参加しました。

 保護者の方々の思いや熱意を受け取る、本当に本当にいい時間になりました。感謝感謝です。

 

 私は、磐梯町の「外」からきた人。

 昨日のおしゃべりの中でも、地元に方が

「外から来た人の感覚、見方も必要だし大切なんだよ。」

というような内容をおっしゃってくださいました。

 

 私は、ここで、外でもあり、中でもある、そんな存在になれたらいいな、そんなふうになりたいな、と思いました。「縁側」みたいな。

 再デザインセンター(通称グラデーションセンター)が、そんな縁側的な場所になりますように。していきます。

 

 磐梯町の皆さん、よろしくお願い致します。

 

 

移ろいゆく季節。そして、磐梯山はいつもそこにちゃんとある。

 

 

 

 

 

 

 

■アイドリング5割増しの時間

■アイドリング5割増しの時間

 

 事情があって近くの児童館に短時間、お手伝い?に。

 

 教員じゃなくなって、子どもたちの中にいるのが、なかなか貴重な時間になっていたので、今日のこの時間をけっこう楽しみにしていました。

 

 50人近くの子どもたちの中に入るのは、実に久しぶり笑。

 前任校は、全校でも20人に満たなかったので。

 

 宿題をやっている子がいまして。

「この『書』って時、書くの面倒くさい~!!」

って言っていて笑。

「そっかー、めんどくさいんだー」

って聞きながら、側に座っていたら、

「だってさー、どう書くか、分かんないんだもん。」

と。

「そっか。じゃあさ、ここに大きくゆっくり書いてみっから。」

といって、書いて見せました。

「どう?いけそう?」

って聞いたら、

「うん、いける。」

だって。

 

 程なくしたら、他の子が

「レゴしよ。」

って誘ってくれました。

 それで、私が

(何を作ろうかな~)

って思って作り出したバスが、あまりにもどうってことがないのを見て、その彼が

「こんな感じじゃない?バスって。」

と言いながら、私の作りかけのバスを、ちゃちゃっと改造に改造を重ねて、入り口ステップ付き、座席付きのバスに作り直してくれました笑。お見事。

 あまりの手際よさに驚いて、児童館の先生に

「あの子、テンサイ!」

って言ったら、

「○くん、レゴ大好きなんですよ~」

と。なるほど。

 

 時間がきたから、

「じゃあ、またね~♪」

っていって事務所に帰ってきたけれど、なんか久々に、アイドリングの回転数を5割増しにした時間が過ごせて楽しかったな~。

 

改良されたバスと、彼のつくったトラック

 

■「どう思う?」

 ■「どう思う?」

 

 先日、ある方と話をしていたときのこと。

「そういえば、仕事をしながら、『どう思う?』って聞かれたことってあまりないですね…」

と言っていました。

 

 なるほど。

 

 もしかして、言い切りや、指示や、主張。

そういう言葉が多くを占めてしまうのかも知れません、余裕がなくなると。

 

 なるべく、言葉が行き来「しない」コミュニケーション。時間の効率化、かな?

 

 こうだとどうかな、どう思う?

 なるほど、じゃあこうするとどう?

 ・・・・・・・

 

 他者の意思や意見をたずねること。

 その一言を入れる。

 

 そうやって、言葉を行き来させながら、一緒に前に進めるようなやりとりが増えていくようにしたい。

 

きいろと みどりの組み合わせが すきだな



 

 

■ランチミーティング

  今日もまた、他部署の役場職員のかたが、センターで一緒にランチをとりに来てくれました。

 センターのSさんが、時々、誘ってくれているからです。

 

 これは、町外から4月に着任した私たち(2人)にとってとてもありがたいことです。町のこともまだよく分からず、役場の方々や仕事の種類、その流れや仕組み、その他…分からないことだらけです。

 

 そんな中、こうして他部署の方と一緒に、肩に力を入れずにおしゃべりしながらランチタイムが過ごせることは本当に嬉しいことです。

 

 

 センターには、木製の丸や四角のテーブル、カラフルでリラックスできる椅子、お茶やお菓子も用意しています。

 それは、当センターが「対話」を大事にしていることの表れの一つ。だから、ここには将来的に、たくさんの多様な方々が時々集って、町の子どもたちのこと、それを支える大人たちのこと、そして大人同士の幸せなくらしのことなどを、ざっくばらんに話せるといいな、という思いもあります。そして、みんなで次の一歩を考えるアイデアを出し、まずは小さく形にしていくプロセスを組む…。

 

 「磐梯町教育再デザインセンター」という、受け取りようによっては、「ちょっと、どんなことが始まるの?」的な印象も持たれてしまうかもしれませんよね。

 お互いの違いをしり、強みもそして弱みさえもを活かし合うための、対話をするところ。

 

 私は、ふざけて「泣いた赤おに、みたい笑」って言っていますが。

 

 やがて、ここが町の先生たちの対話の場や自主的研修の場にもなっていくといいよね、とメンバーと一緒に話したりしています。

 

 ランチミーティング、なかなかいいです。 

 

磐梯町は名水のふるさと



 

 

■朝さんぽ

  ■朝さんぽ

 

 学校に居るときとは違って、どうしても今は体を動かす時間が少なくなる。

 

 休日の今日は、ちょっと早起きをして、近くを歩いて見ようと外にでました。

 

 ぶらぶら歩き。

 

 花が咲いていたり、鳥の声がしたり、沢の音が聞こえたり。

 

 まちの人が

「おはようございます」

なんて声を掛けてくれることもあったり。

 

 朝の、さんぽ。

 

 なんか、いいかんじ。

 

 1万歩以上あるけて、それもよかった。

 

 

にょきにょき