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海がすぐそこの半島部の小規模校に勤務。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 2016年に「教室『学び合い』フォーラムin宮城」を仲間と共に実施し、「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定、教育実践研究サークル「あすみの会」事務局。

「風をおこそう!」

■風をおこそう
https://www.facebook.com/events/638347799902790/698542173883352/?notif_t=plan_mall_activity¬if_id=1581774908140605

 これに参加しました。

 なんと石巻で「イエナプラン教育」関連の催しが開かれるとは、です。それに30人近く、それも教員以外の方の方が圧倒的に多い!すごいことです。

 おまけに、会場は「石巻 まちの本棚」。この環境の中でやれることもすてき。

 

https://www.facebook.com/ishinomaki.machinohondana/?eid=ARAMOuEs08DsGs8zUZ2lwqYuGy1VUDaPu7lSJ3AmmWLodScwQFnmmx25Z35jp_uW5R_FCRqf4OHeR1TQ

 

 

 それに!この日の午前中は「イエナプラン教育宮城支部」学習会を、この「まちの本棚」から歩いて5分のところで私たちがやっていたのですから。これ、偶然なんですよ、まったくの偶然。神ってる…。


 トパさんとの出会いもまた嬉しいこと。
タイトルは「風をおこそう」。トパさんが見聞きしてきた、フィンランドやオランダの教育、学校のことを伝えてくれました。
「これは、ぼくが見てきたところでは、ということです。全てがこうであるかはなんともいえませんけど。」
のような伝え方でした。そして、イエナプラン教育が素晴らしい、という言い方をせず、
「人が幸せに生きるってどういうことでしょうね…」
「どの子も幸せに学ぶ、生きるってどういうことかなあ、と。」
「多様性について考えてみませんか?」
そんな進み方。

 

 誠実さを感じました。

 

 イエナプラン教育はコンセプトだから。文化として腹落ちしていれば、その名称を掲げているかどうかは、どちらでもいいと思っています。


 (「風をおこそう」というタイトルを付けた、トパさんの思いを聞きたいけどな。それに、トパさんの考える、「風をおこす」ってどういうことかな、質問したいなー)

 って考えていたら、やっぱり最後の15分はその話。

「風車のイメージなんです。子どもが風車を、持ったら…走りますよね。持ったまま風を待っている、なんてことはあまりないですよね。「風をおこそう」は風車をもって走る、そんなイメージ。まず自分で動いてみる。風車を回す、楽しい。走る人がたくさんいれば、もしかしたら風も起きるかもしれませんよね。」
「子どもたちが幸せに学び、くらせる教育、学校について考えてみませんか?みんなでできることをしていきましょう、つながっていきましょう。」

 そんなふうに語ってくれたように思います。

 風車イメージ、いいな!

 自分が走るってこと。風が吹くのを待つのでもなく、誰か吹かせてくれないかなあ、でもなく。それぞれがそれぞれの場所で動くこと。そして、時々あつまって一緒に話すこと。
対話すること。

 「対話」「遊び」「仕事(学び)」「催し」

 これはイエナプラン教育の4つの基本活動。
これを、大人がやればいいってこと。大人がその良さを感じて幸せになること。それがないと子どもたちに伝えられないですよね。

 
 2月15日、石巻で「イエナプラン」と表された会が行われたこと。それも2つも。そしてそこに、震災後、ここ石巻地区で様々な子ども・地域活動に尽力されてきた方々が多数集まっていたこと。ここで気持ちの交流、共有が図れたこと。まさにイエナプラン教育の「催し」。

 

 

 

 さあ、石巻地区、「風をおこそう」じゃないですか。わくわくしますね。
 それぞれ、自分にもできることがある、自分にしかできないこともあります。

 そして、時々あつまって話し、また遊ぶように動く。風車イメージ。

 なんか、始まりますね、ふふふ、楽しみだな~。

 

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