これに参加しました。
なんと石巻で「イエナプラン教育」関連の催しが開かれるとは、です。それに30人近く、それも教員以外の方の方が圧倒的に多い!すごいことです。
おまけに、会場は「石巻 まちの本棚」。この環境の中でやれることもすてき。
それに!この日の午前中は「イエナプラン教育宮城支部」学習会を、この「まちの本棚」から歩いて5分のところで私たちがやっていたのですから。これ、偶然なんですよ、まったくの偶然。神ってる…。
トパさんとの出会いもまた嬉しいこと。
タイトルは「風をおこそう」。トパさんが見聞きしてきた、フィンランドやオランダの教育、学校のことを伝えてくれました。
「これは、ぼくが見てきたところでは、ということです。全てがこうであるかはなんともいえませんけど。」
のような伝え方でした。そして、イエナプラン教育が素晴らしい、という言い方をせず、
「人が幸せに生きるってどういうことでしょうね…」
「どの子も幸せに学ぶ、生きるってどういうことかなあ、と。」
「多様性について考えてみませんか?」
そんな進み方。
誠実さを感じました。
イエナプラン教育はコンセプトだから。文化として腹落ちしていれば、その名称を掲げているかどうかは、どちらでもいいと思っています。
(「風をおこそう」というタイトルを付けた、トパさんの思いを聞きたいけどな。それに、トパさんの考える、「風をおこす」ってどういうことかな、質問したいなー)
って考えていたら、やっぱり最後の15分はその話。
「風車のイメージなんです。子どもが風車を、持ったら…走りますよね。持ったまま風を待っている、なんてことはあまりないですよね。「風をおこそう」は風車をもって走る、そんなイメージ。まず自分で動いてみる。風車を回す、楽しい。走る人がたくさんいれば、もしかしたら風も起きるかもしれませんよね。」
「子どもたちが幸せに学び、くらせる教育、学校について考えてみませんか?みんなでできることをしていきましょう、つながっていきましょう。」
そんなふうに語ってくれたように思います。
風車イメージ、いいな!
自分が走るってこと。風が吹くのを待つのでもなく、誰か吹かせてくれないかなあ、でもなく。それぞれがそれぞれの場所で動くこと。そして、時々あつまって一緒に話すこと。
対話すること。
「対話」「遊び」「仕事(学び)」「催し」
これはイエナプラン教育の4つの基本活動。
これを、大人がやればいいってこと。大人がその良さを感じて幸せになること。それがないと子どもたちに伝えられないですよね。
2月15日、石巻で「イエナプラン」と表された会が行われたこと。それも2つも。そしてそこに、震災後、ここ石巻地区で様々な子ども・地域活動に尽力されてきた方々が多数集まっていたこと。ここで気持ちの交流、共有が図れたこと。まさにイエナプラン教育の「催し」。
さあ、石巻地区、「風をおこそう」じゃないですか。わくわくしますね。
それぞれ、自分にもできることがある、自分にしかできないこともあります。
そして、時々あつまって話し、また遊ぶように動く。風車イメージ。
なんか、始まりますね、ふふふ、楽しみだな~。