「とにかく、焦らずにゆったり進めていこう。」
これが職員室内の共通認識。
学校再開は6月。
そこの向けて5月の後半2週間の中に登校日が4日。その4日の中で、友だちとの関わりをもう一回つなぎ直すきっかけを作ったり、一緒に学ぶ感覚を味わったり、そして何より私たち教員がしっかり子どもたちのことを見て、聴いて、ってことを大事にする、そんな期間。
4月の入学式、始業式からの1週間だけ「1学期」があってその後が長い臨時休業。いよいよ「6月再開」となって、私たち教員は、なんか「うれしくて」焦る気持ちにもなりがち。
「子どもたちのために!」って。
臨時休業中は、目の前に子どもたちがいなくて、自分たちができることが限られるような気がして、なんとなく悶々としていた日々を過ごしていたから、いざスタート、となるとダッシュ掛けたくなるのが、まあ、心情。ずっとアイドリングをかけていたから。時々空ぶかししながら笑。
でも、子どもたちにしてみれば、実はまだ始まっていないんだと思います。(私たちが思っているほど、きっと焦ってもいないかも)
「友だちと会えてうれしいなあー」
きっとそういう感覚が一番強いこが多いんじゃないかな、というのがこの登校日期間中を見ていて感じること。それに学びに対する準備も、一人一人大きくバラバラ。
そんな時に、先生たちがダッシュをかけてきたら、ずれが大きくなっていきそうです。
だから、私たちは、「4月をもう一度過ごす」気でいいんじゃないのかな…と思います。
そんなこともあっての、
「とにかく、焦らずにゆったり進めていこう。」
ということ。
私たちの仕事の中心の1つは
「俗世間に左右されず、近づき過ぎず離れすぎずにその子の様子をよく見てサポートし続けること」
でもあると思います。
まずは、しばらくの間、ゆっくり温める。お互いの関係性をなめらかにしていく、そんな期間が6月上旬かな。
それができていくと、放って置いても6月後半から2次曲線的に加速していくでしょう、そんなふうに自分たちと子どもたちを信じていきましょう。
そんな意味での
「ゆったり進めていこう」。
「ゆっくり走ろう」。