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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

学校は「憲法」を学び、体験するところなんだと思っている

憲法っていろんなところにあるんだね

 社会科では日本国憲法の学習。

 この学習は、私は大切に考えている。
その理念は、まさに毎日の学級だったり学校だったり、地域社会だったりのベースになることだから。


 本当は4月から入る単元だったけれど、臨時休業になってしまったので導入のところをちょっとやっただけで終わってしまっていたのだ。

 この日は、「日本国憲法ってなんだろう?」がテーマ。

教科書の該当ページを一緒に読んで、分からない言葉を調べたりお互いで確認し合ったり。その後NHK for School の番組視聴(これがかなりいいつくりだよなあ、って思った)。
 その後、「見てみてどうだった?」でホワイトボード・ミーティング®。


 日本国憲法の柱である「基本的人権」、本当の意味で「一人一人を大切にする」という理念が、実際の身の周りの施設やもの、こと、システムに活かされていること(または反対にうまく機能していないこと)になんとなく気が付く時間。

「意外なところに憲法ってあるんだと思った。」
「不自由な人がいないように、誰もが困ることのないようにみんなで考えるってことかな…」
      
     
     
 「一人一人を大切にする」という視点でクラスのことや教師と子どもの関係を考えたり、学校生活や地域社会のいろいろを考えたり、 そんなことを6年生の1年間をかけてやっていけそう。

 
 自分と自分たちの「幸せな」生活を守り、創り続けていく、そのための日本国憲法

 クラス、学校、地域社会、そういう小さな社会にこそ、それがきちんと軸として置かれているようにする、それが学校の1つの大きな役割なんだと思っている。

 みんなで生活を創る、そんな感じ。

 トライアンドエラーをしながら1年掛けて一緒に考えていきたいテーマ。

 

 

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