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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「つなぎめ」と「想像力」

■「つなぎめ」と「想像力」
 
 午前中は、石巻市内での、多様な職種の方々と「つなぎめ」についての学びの会。
 「つなぎめ」の場所にいたい、そこを見付けたいのがどうも私のしたいことなんだな、とあらためて気が付かされる貴重な時間だった。

 大事なキーワード。

 午後からは人に会いに雄勝へ。

 私とはまた違う分野で雄勝のことを考え、長く尽力されている方とのおしゃべり。
 その後も、またいろんな方々とそこで出会い、また立ち話をしたり、長くおしゃべりしたり。
 
 そんなことを繰り返しながら、また今後の種を一緒に蒔いて。
 
「こうだといいね」
「こんなことをやれたらいいね。」
「こんなこと思ってるんだけど、どうかな?」
「どうしたらいいかな」
「ちょっと行って見よっか…」
「会ってみたいな」

 そんなお互いのおしゃべり自体を楽しんだり、一緒にやってみたり、実際の現場に行ってみたりすることを楽しむ。

 そういうことをちょっとずつ積み重ねていくのが、未来への私流の種まき。
芽を出すか、出さないか、いつ出すかとかも分からないけれど、聴いておく、しゃべっておく。そんなことが私流の「つなぎめ」を埋める作業なんだな、と気付く。


 この日の行き着いたもう1つのキーワードは「想像力」。


 種まき作業をしていると、

「え?知らなかった!」
「え?そうだったのか…」
「そういうこともあるのかー」
「なるほどー」
などといつも感じる。

 たくさんのつながり、つまりは関係性に気が付くことになる。
 つまりは「絶対」はないってこと。
 関係性は無限だから。数字で図れない。

「ああ、まだまだ、知らないことや分からないことがあるんだなあ…。」
って感じるところに自然と「想像力」って生まれるんだな、私の場合は…と感じる。

 分からないことだらけ、だから少しでも分かりたいと思って、想像してみる、そんなこと。

「分かった気にならない」「でも、分かりたい、分かり合いたいと願う」その「つなぎ目」に「想像力」ってあるんじゃないのかな。

 

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