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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

子どもたちが来て「流れ」が生まれた

 新学期が始まり、子どもたちが登校するようになると、やっぱり

「ああ、動き出したなあ、流れ出したなあ…(^^)」

という感じになります。

 

 私も含め数人の転入職員も、子どもたちが登校して、みんなで子どもたちに関わるようになって初めて、本当の意味で

「この学校のメンバー」

になれた気がします。

 

 やっぱり「この学校の子どもたち」が職員同士をつなぐ大事な大事な結節になるんだよね、と感じた次第です。

 

 「メンバー」としてカウントされると、子どもたちリアルな姿で、職員室での僕らの会話は成立し出します。

「〇君、とっても張り切っていてね…(^^)。それでね…」

「へえ、そうなんだなあ、そこは大切にしていきたいよねー」

「おおすごいな、去年とは違うなあ笑」

 そんなことを話ながら、笑い合うそんな時間は、職員室ではとっても大事だなあ、と思います。

 

 そういう話ができると、

「まだ、文字が書けないんだけど、大丈夫かなあ…、どうしたらいいかなあ?」

「いいの、いいの。1年生なんだから、これから学ぶんだからぜっんぜんOK!」

「そうですか~?」

「うんうん、だってこれから文字学習始まるんだから(^^)。4月なんて『学校、楽しい!』って来るだけで十分十分!」

「そうですか!はーい、よかったー(^^)」

 

 若い先生の不安に、ある程度の経験者がこんな風にこたえていらえると、職員室もいい感じで回って行きますね。

 

 そこから、僕らの間でいろんな話が始まって

「えー!すごーい!笑」

「それ、おっかしー笑笑」

なんてやっていたら、すぐ隣の校長室で、その話が聞こえたのか

「あはは」

と校長先生が笑っている、そんなことも。

 

 こんなワンシーンに、やっぱり私は

(こういうの、いいよねー(^^))

って思うのでありました。

 

 子どもたちが来て「流れ」が生まれました。

 

 子どもも大人も、上手に流れをつくって、淀んでしまった?と思ったら誰かが「流す」そんな緩やかな、チームとしての1年にみんなでしたいな。

 

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