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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

ホンモノの石の硯

 今期初めての毛筆の時間。

 

(最初はここからしたいなー)

と思っていたことがあって。

 

 ホンモノの雄勝硯(それもちょっといいやつ笑)で墨をする、それを子どもたちに体験してもらいたい、ということ。

 

 私が購入した、雄勝硯は2つあって、2つともそれを作った職人さんから工房で直接購入したもの。

 「雄勝石っていうのはさ…、特にこの波板地区でとれる石はね…」

と2時間にわたっていろいろ教えていただいた末に、譲っていただいた大事な硯。

 

 職人さんの思いが入った作品でもあるんですね。

 

 それで、墨をする、ところから。

 

 ○さんの第1声は

「あ!?つるつるだ!」

続いて

「なんか…んー、透明感があるっていうか?」

 

でした。

 

 そうそう、すりあじがとっても気持ちがいいんです。でも「透明感」なんて言葉が出てくるとは思わなかったな~。

 

 嬉しくなった私は、その職人さんが硯を掘っている姿を動画に撮っていた私は、嬉しくなって、Oさんにそれを見せながら、

「ほら、こんなふうにつくっているんだよ。で、この硯をつくったのが、この職人さんなんだー」

と。

 

「へーーー!」

 

 今回は硯との出会い?みたいな感じの時間でした。

 

 最近の硯はプラスチックのものも多いから、こんな時間もあっていいかな、と思っています。 

 

 次回も「ほんものの硯」でやります(^^)。

 

 そういえば、この日の振り返りに、○さん

「ホンモノの石の硯で、墨をすりました。・・・・」

 

って書いていたなあ笑。

 

 

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