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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「正直」

 昨日の道徳。

 学習参観でもあったんですが。

 

 テーマは「正直」。

 

 教材文を読みながら、みんなであれこれ話しながら進んだのです。

 

「やっぱり最終的に正直に言ったほうがいいよね。」

「もやもやしたままだとね。」

「正直に言うと、すっきりするから。」

「何回か、謝るタイミングがあるから、そのタイミングを逃さないようにするといいんじゃない?」

 

と。たしかに。

 

 まあ、そうだなー、と私もそこは納得。

 

 最後に、

「今日、このテーマで考えてみてどうだった?」

と尋ねてみると、最初の子が

「うーん、でも、正直に言うと怒られるんだよなー」

と。

 

「おお!、というと?」

って聞いてみたら

「だってさー、正直にいうと怒られるじゃないですか~、だから嘘をついてしまうことある…」

「だから、超まずいときは…正直に言えない笑」

 

 分かるわー

 

 そうだよね、正直がいいことも分かるし、正直にいって謝ったほうがいいことも分かっている。

 でも、そうできないこともあるんだよねえ…。そこだね。

 分かってはいるんだよねえ、正直なほうがいいってことは。

 

 「怒られるから」

 

 そうか…「正直に言うと怒られる」か。

 

 

 大人が考えさせられたなー、って思いました。