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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/  

■得意なこと、というか

■得意なこと、というか

漁港でウミネコの声を聞くのがすき

 

 

「あなたの得意なことはなんですか?」

なんて聞かれると、けっこう困ってきた。

 

人に自慢できるほど何かが出来るわけでもないから。

何かで賞をとったわけでもなく、有段でも特別な技があるわけでもなし。

スポーツも音楽も、できるほうではない。

(ごめん、ちょっとごまかした…できない)

 

学校の「先生」になってからは、開き直って「得意なことがない」ことを逆に「つよみ」にしてしまうという技も使うようになった笑。

 

でも、それってけっこう楽だった。

自分を強く見せないですむから。できない、不器用がデフォルト笑。

だからか、そんな子どもとはけっこう仲よくなれた気がする。

 

最近、時々

「もっちゃんって人の話を聞くのが得意なんじゃない?」

って言ってもらえることがたまにある。

(そうなんか??)

とは思うものの、ありがたいと思う。

 

自分の主張を強く押し出すのは苦手。だから、人の話を聞いているほうが自分も安心していられるし。それに、相手がどう思ってどう感じているのかも分からないうちに、自分の言いたいことはまずは控えないと、とも思うから。そういうのが自分に合っているだけ。

 

でも、たまに

「実はもっちゃんは武闘派だよね」

とも言われることがある。

(なぬ…)

とも思うが、実はちょっと当たっているところもある。

 

会議なんかだと、

(え…それはないよな)

と感じちゃうと、みんなが黙っていても、

「あの…今のことですけど…」

と言い出す傾向は、確かにある。

 

「武闘派」じゃなくて、「面倒くさい奴」かもしれないな笑。

 

■飄々といる、こと

■飄々といる、こと

なつの、おわりに。

 

 

私が
(こうありたいなー)

って思う姿の1つに「飄々といる」っていうのがあります。

できているわけではないけど、そうありたい、と思う感じ。

 

昨日、

「○○コーディネーターについて話そう」
という対話会があって、そこで仲間と

「あーでもない、こーでもない」

なんて長時間、ただただ聴き合う、そんな時間でした。

 

その中で、ふと思い出したのが

「飄々といる」

ってこと。

(ああ、そうだった、そうだった)

と思って。

 

ねばならぬ、を手放す。

「うーん、そうなるかあ」

「まあ、それもあるよね」

「じゃあ、どうする?」

「やってみたら?」

 

みたいにいられること。

「答えを持っている人」ではなく、ちょっと横にいて一緒に眺めながら応援する人、みたいな。

 

なんか、むっちゃ無責任っぽいけど、そういうのでもないんだけど笑。

 

深刻になりすぎず、しかし軽んじず、
人と場にちゃんと関わりながら、
自分の思いや正しさを握りしめない。

 

そんな感じでいられるといいよね、と思う。

 

いつもでなくてもいいから。

 

 

■へえー、おもしろいねえ、を共有する

■へえー、おもしろいねえ、を共有する

白いBB弾!

 

 

 

 3年生の理科。

 植物の育ち方。

 

 夏休み明け、大きく育ったオクラ畑をみんなと見に行って。

 食べ頃のもあったし、巨大になっているものもあって。

 

 「割ってみたい!」

っていうので(タネを植えるときにも、同じ事をいっていて、実際にやってみた)

「ほう、やってみたら?」

「あ、でもこのくらいのは食べ頃だからさ、このくらい大きなやつにしてね」

と笑。

 

割ってみると、面白い、白いBB弾みたいなのが、本当にきれいに並んでいるんですよね。うつくしい…。子どもたちはそれを嬉々として取り出しては地面に並べていて。

「これがタネになるの?」

と。

「そうだねえ、もうちょっと待ってみようかね。」

と。

「子どもたち、オクラの花を見ていて、『ここに実がなるんだー』って言っていてさ。他の野菜でも、花付きの本物があるといいよねえ」

 

そんな話を職員室でしていたら、ある先生がご自宅の畑から花弁の残ったキュウリとナスを持ってきてくださった(こういうのが、本当に本当にうれしい)。

 

早速教室に持ち込んで、

「ほれほれ」

と見せたりして。

 

その後の理科の時間には、

「実を食べる以外の野菜もあるんだってー」

と調べながらブロッコリーとか、ニンジンとかサツマイモ、ジャガイモとか。

「これは、どの部分かなあ?」

とか。

 

「ブロッコリーの花ってどんなの?」

「え?タマネギって実は、『葉』なんだって!」

実は私も初めて知ったこともあり。

なかなか面白かった。

 

担任の先生にも

「理科でこんなことになっていてさ。給食の時に何かの話題にしてみてね」

と伝えておきました。

あ、そして食育をがんばっている、私の職員室の席の前の栄養教諭さんにも。

 

社会科では、もうすぐ「農家のしごと」にも入るそうですよ。


 

 

 

■雨降って地固まる、じゃないけれど

■雨降って地固まる、じゃないけれど

ここのパンはおいしい


「やったあ、雨だ」

というシチュエーションは、特別な場合を除いては、多分無い。

 

出かけるにしても

洗濯するにしても

何をするにしても

 

まあ、雨より晴れがいい。

 

ただ、今だけ、今日だけのことを考えていたら、「晴れ」がいい。

 

ただ、先のことも考えるようにしたら

「雨か、それもいい」

になる。

 

何しろ、水は絶対に必要だからね。

 

 

そう考えると、雨が降って困ったけれど、よかったということもある。

よかったことに、つなげようとする意志もいる。

■「ちがうこととおなじこと」「つくることといかすこと」はつながっている

■「ちがうこととおなじこと」「つくることといかすこと」はつながっている

灯台

 

3年生の「くらしの時間」

1学期の大きなテーマは「ちがうこととおなじこと」、2学期はそれを引き継ぎながら「つくることといかすこと」を緩やかに重ねていくイメージ。

 

bandai1-es.note.jp

 

2学期当初の今、その重なりも意識しながら、今回は「コーポラティブゲーム マックス」で。

「『楽しいをみんなでつくる』、ってどんな感じだい?」

「そうそう、『文句を言わない』とか『泣かない』って考えていた人もいたよね。分かる分かるだよ」

「まあ、でもね『自分の思うこと』を伝えるのはとてもいいこと。そしてうまく伝えられなくて、聴いてもらえなくて泣いちゃうことだって悪いことじゃないよ。」

「自分の思いも、相手の思いも、どちらも大切だね、どうすると大切にしあえるかな?」

 

そんなことを、子どもたちとやりとりしながら。

 

 

「今日の朝会で校長先生が『戦争』の話をしてくれたでしょ。人と人とのけんかとはもちろん違うけれど、自分たちの思いだけをぶつけ合って、相手の思いを聴けなくなっていく、その先にあることとも無関係じゃないと思うんだ」

「そうなってしまうと、けんかしたくないと思っている大勢の人もそれに巻き込まれて悲しい思いをしてしまう人がものすごく多くなるね。」

「そうなる前に、なんとかできることがあるんじゃないか?を考えその方法があるってことが分かる未来の大人、つまり君たちを導くのが今の大人の大きな役割だと思うんだ」

 

そんなことも伝え、子どもたちとやりとりしながら「コーポラティブゲーム」もするのでした。

よく見ていると、子どもたち、ちゃんと相談できている。

いいね、いいね、そんな感じだ。

 

ちょっとトラブルが起きそうなときも、

「あ、ちょっと待って。どうした?」

と仲介役の子も出てくれる。

 

いつもいつもうまくいかなくてもいい。

でも、こうして多くの「ちがう」仲間と笑いながらわいわいやれた、共に「同じ」楽しくやりたい、仲よくしたいという願いを確かめ合えた。そんな経験を積み重ね続けて行くことが、ほんと大切なことなんだよな、と私は思っているのです。

 

「ちがうこととおなじこと」と「つくることといかすこと」はつながっている。

■「正しい」とか「正しくない」とか

■「正しい」とか「正しくない」とか

 

 

「正しい」とか「正しくない」とか、

「できた」とか「できない」とか

そう言ってしまうと、楽だな、と思ったりもします。

 

「正しいようで正しくない」

「できているようでできていない」

なんてことだらけの中で、揺れずにこうだ、と言い切ってしまうのは、やっぱり楽じゃないかな、と。

単焦点レンズのカメラで、被写体の周りを、関係も距離も含めてぐるぐると位置取りを探す、そんなイメージ。

 

 

このときの感覚。

motoryou.hatenadiary.org

 

 

「成長した」「成長していない」とか言う言葉も同じだなあ。

 

 

■(そういうとこだよ…)

■(そういうとこだよ…)

(ビビガール…を思い出す)

 

 

 

「人と人との関わりが希薄になり…」

という課題意識は、それこそ、ずっと以前から言われていたこと。

 

先日の、「ふとうこう」に関する研修会でも、そんな話題になったこともありました。

 

その帰りに、ちょっとスーパーマーケットによって買い物をしたのです。レジで計算が終わっていざ支払おうとしたら

「あ、1番で」

と言われました。

(あ、そうか、支払機でってことか)

と、その「1番」へ。

 

で、その「1番」さん、

「ポイントカードを入れてください」

という。私が、

(んー、どこかな?)

と財布の中を探っている途中なのに、

「ポイントカードを入れてください」

とまた、言う。

(わかったよ、ちょっとまって)

と思いつつ、探す。なのに

「ポイントカードを入れてください」

とまた言う。

(わかったっつーの!)

とちょっとイラッとする。

 

なんかね、人間扱いされていない感がすごくあるんだなあ…(笑)。

(そういうとこだよ…)

ってちょっと思った。