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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「分かった気になるな」

 ■「分かった気になるな」

 

 年度当初は、
(さて、何をするのかな??したらいいのかな?)
的な感じだったけど。

 することがある程度見通せた前年度とは違って、することを新しく考えなければならない今年度。新しい土地で人間関係の中で。

 

 したいこと、してみたいことは有るにはあるけれど、それが具体的なイメージとなってこない感があったわけで。それはつまり、自分だけの思いや考えでは到底やれるもんじゃないことを自覚していいることでもあるわけでして。

 とはいえ、この間、少しずつとはいえ、人と会い、話し、近隣を出歩きその場の空気を感じたりしながら(とはいえ、まだごくごく一部)いると、
(ああ、こんな感じかな…)
ってのが、ちょっとリアルに捉えられるようになってきた,気もする。あくまで、気もするってこと。

 当初の、全ては霧の中、よりはよほどいい。

「まずはこの辺りからかな?」

という感じが自分なりに得られたからかもしれない。

 

 この辺りの感覚は、かつて生活綴り方教育からの学びが今につながっているのかもしれないな、とも思う。

 

 これから関わる方々の声を聴き、土地の空気を感じて、自分の中に少しでもため込んでおかないと、次の選択肢を決めきれないところがあるのが自分。
 よくも悪くも、これでもゴーイングマイウェイ、とはできないのが自分なんだな、と思う。

 
 「分かった気になるな」
は、かつて、心の師匠の一人から言われた手厳しい言葉。当時、けっこう調子に乗っていたからな、自分。
 この言葉、自分の中では、かなり大事な大切な言葉になっている。いつも思い出してしまうんだな。

 

 独りよがりにならず、にいきたい、そう思う4月終盤。

 

散っても、なお目を惹く