次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■凧のしっぽ

■凧のしっぽ

 考えごとをしてたら、ふと「たこのしっぽ」のメタファーが思い浮かびました。 
 海のたこ、じゃなくて、空にあげる「凧」。

 凧のしっぽの役割って?と思って、気になってちょっとだけ調べて見ました。
 〇空中でバランスをとる
 〇しっぽは風になびいて、凧の表面に沿って引っ張る力が働かせる(重しになる、ではないらしい))
 〇それで、ぐるぐる回ってしまったりするのを避ける(のではないかな?))

「紙のような軽い物でも凧を安定させることができるのは、風を受けて凧を引っ張り、安定させてくれるからです。しっぽの重さ(重量)で安定させているわけではありません。さらに言えば、風になびく軽さがあるからこそ、しっぽの役割を果たしているのです。しっぽを付けることは、凧を安定させる簡単な方法であり、その効果も大きいものです。そのため、多くの凧はしっぽを付けて揚げています。」
http://jblog.takoaki.com/?eid=1090884

とのこと。

 なるほど、重しではないんだ。
 「風を受けて引っ張ることで、凧を安定させる」かあ。そして
「風になびく軽さがあるからこそ」なんだな。

 ふーん。

 
 ところで、なんで、「凧のしっぽ」のことを思ったかというと、個人や組織を安定的に維持成長するプロセスに必要なのは、何かしらの安定させるための「重し」がいるんじゃないのかな?って思ったから。結果的に「凧のしっぽ」は重しではないらしいが、「凧を反対向きに引っ張る」「風になびく軽さがある」ことが重要みたい。「重しかな?」と思っていましたが、以上の、ヒントをもらった気持ちです。

 
 自分の中に、ちゃんと「凧のしっぽ」を持ちたいし、組織の中でもそんな感じの居方ができるようにもなりたいと思います。「凧のしっぽ」のメタファーもけっこう気に入りました。(凧の糸の持ち手は何を…もありますね。)
 

 私の中の「対話」イメージ。 

 「風になびきながら、ちょっと反対側にも引っ張る」
 凧がどこかにとんでいってしまわないように、誰かに持っていてもらったり結わえておかないといけないことはいけないんですけどね。