■情報は感情を伴って行動に転化する
ミッションがそこにあって、具体的にどうするか、何をするか、は自分たちでこれから考える。
そんな「しごと」になって1か月が経ちました。
4月初旬から中旬にかけては、どちらかというと抽象的なことをあれこれ、ときには悶々と考える時間が多かったかな…と思います。雲を掴むようなだな…と感じることもありました。それは全然イヤではありませんでしたが。
中旬過ぎからは、町の歴史や自然、文化をちょっとずつ調べたり、具体的にこの地を歩いたり。そこから学校関係に関わらず、様々な立場の人とお会いして思いを伺ったり相談したり。自分で動こうと。
に伺って、この地の魅力やこれからのビジョンなどをお聞きしました。担当された方の、静かな熱い思いに触れることができ、とても有意義な時間でした。
話が弾んで、長い時間をいただいてしまいましたが、
(ああ、この方々と一緒にやっていきたい)
と思えるそんな時間でした。
自然からの学びは「自然」だけじゃない、それを感じることもできました。今後の町での活動のヒントもたくさん。
役場に戻ったら、産業振興・観光担当の方に、声を掛けていただきました。
「昨日は、こっちの部署の願いばかりを聞いてもらったからさ。今度は本川さんの思いや考えを聞かせてよ。(^_^)」
って。そういうことを反対に言ってもらえるのは、実にうれしいなあ。
そこから、また一緒に小一時間、意見交換。
なんと、その方、雄勝の海で、「船の上で捌いたばかりのホヤ」を食べたことがあるんだとか!そこからホヤ談義少々(笑)。
午後からは、近隣の小学校に出掛けて、地域連携担当の先生と今後のことについてミーティング。
いわゆる「公式」の場とは違って、お互いのタイミングと間で双方向のやりとりができるので、よい場になったなあ、と感じます。
「町に『教育再デザインセンター』なんて部署ができて、そりゃあ、なんだ?なんだ?って気持ちになりますよねえ?(^_^;」
なんて話からお互いの本音の部分まで聴き合え、これまた、いい時間だったと思います。
「なんか、ほっとした…笑。」
「助けてもらっていいんですね?笑」
って笑って言ってもらえたのは、やはりうれしい。
楽しいミーティングが終わって、学校から職場のある公民館まで歩いて行く途中、こども館の前を通ったら、
「もっちゃーん(^_^)」
とお迎えの車の中から声を掛けてくれる4,5歳くらいの子が。
(え?だれ?この町でそう呼んでくれる子は?)
そうか、この前、幼稚園年長さんと一緒に絵本を読んだからかな。
ちょっとずつ、いろんなところで動いたことが、種となって、小さく回り始めたのかもな、そんな気分になって昨日はとってもうれしい1日になりました。
情報は感情を伴って行動に転化する…そんな意味を先日のある学びから再確認しましたが、現場に行き、人と会い、そこで気持ちを確かめる、確かめ合うことで物事は、前に進み始める、そんな感覚を得ました。
さあ、5月です。