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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

■「情報は感情を伴って行動に転化する」

■情報は感情を伴って行動に転化する

 

  ミッションがそこにあって、具体的にどうするか、何をするか、は自分たちでこれから考える。

 そんな「しごと」になって1か月が経ちました。

 

 4月初旬から中旬にかけては、どちらかというと抽象的なことをあれこれ、ときには悶々と考える時間が多かったかな…と思います。雲を掴むようなだな…と感じることもありました。それは全然イヤではありませんでしたが。

 中旬過ぎからは、町の歴史や自然、文化をちょっとずつ調べたり、具体的にこの地を歩いたり。そこから学校関係に関わらず、様々な立場の人とお会いして思いを伺ったり相談したり。自分で動こうと。

 

 

 昨日は、磐梯山ジオパーク協議会事務局

www.bandaisan-geo.com

に伺って、この地の魅力やこれからのビジョンなどをお聞きしました。担当された方の、静かな熱い思いに触れることができ、とても有意義な時間でした。

 

 話が弾んで、長い時間をいただいてしまいましたが、

(ああ、この方々と一緒にやっていきたい)

と思えるそんな時間でした。

 自然からの学びは「自然」だけじゃない、それを感じることもできました。今後の町での活動のヒントもたくさん。

 

 

 役場に戻ったら、産業振興・観光担当の方に、声を掛けていただきました。

「昨日は、こっちの部署の願いばかりを聞いてもらったからさ。今度は本川さんの思いや考えを聞かせてよ。(^_^)」

って。そういうことを反対に言ってもらえるのは、実にうれしいなあ。

 そこから、また一緒に小一時間、意見交換。

 なんと、その方、雄勝の海で、「船の上で捌いたばかりのホヤ」を食べたことがあるんだとか!そこからホヤ談義少々(笑)。

 

 午後からは、近隣の小学校に出掛けて、地域連携担当の先生と今後のことについてミーティング。

 いわゆる「公式」の場とは違って、お互いのタイミングと間で双方向のやりとりができるので、よい場になったなあ、と感じます。

「町に『教育再デザインセンター』なんて部署ができて、そりゃあ、なんだ?なんだ?って気持ちになりますよねえ?(^_^;」

なんて話からお互いの本音の部分まで聴き合え、これまた、いい時間だったと思います。

「なんか、ほっとした…笑。」

「助けてもらっていいんですね?笑」

って笑って言ってもらえたのは、やはりうれしい。

 

 楽しいミーティングが終わって、学校から職場のある公民館まで歩いて行く途中、こども館の前を通ったら、

「もっちゃーん(^_^)」

とお迎えの車の中から声を掛けてくれる4,5歳くらいの子が。

(え?だれ?この町でそう呼んでくれる子は?)

 そうか、この前、幼稚園年長さんと一緒に絵本を読んだからかな。

 

 ちょっとずつ、いろんなところで動いたことが、種となって、小さく回り始めたのかもな、そんな気分になって昨日はとってもうれしい1日になりました。

 

 情報は感情を伴って行動に転化する…そんな意味を先日のある学びから再確認しましたが、現場に行き、人と会い、そこで気持ちを確かめる、確かめ合うことで物事は、前に進み始める、そんな感覚を得ました。

 

 さあ、5月です。

 

実はいろんなこだわりがある、ジオパークカレー。