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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

■「親も本気で楽しめるやつ」

■「親も本気で楽しめるやつ」

 

今日は、地域学校協働本部の全体での振り返り会を前にして、まずは代表を務めてくださっていた2名の役員さんと事前に今年度の振り返り意見交換会を行いました。

 

今年度から始まった活動でもあり、試行錯誤の1年ではありましたが、それでも、

「まずは動いてみて、0が1になったのは大きいよね。」

「子どもたちも楽しく笑顔で参加できた活動が実施できたのよかったこと」

と、一定の成果もありました。

一方で、

「やっぱり、なかなか子どもたちとの地域活動となると、親にとっては、ハードルが高く感じてしまう方も多いよね。」

「全部預けて、お願いできるならいい、と考えている親たちもいるだろうしね。」

「ある面、親たちもいろんな意味で多忙で、それ故に『そこまでできない、やれない』という気持ちなんだと思う」

と。

なるほど、確かに。

共働きが多い今の保護者の方々、おまけに子どもの送り迎えも含め、何かと時間が足りない、のは見ていて感じます。それに、なかなか参加できない、こちらからは分からない事情も多くのご家庭にはあるのは当然のこと。

 

そんな課題のあるなかで、

「ところで、どうだと、そんな状況でも、『いっちょやってみたいな』と感じてもらえますかね?」

と尋ねてみると、

「そうだね、親も本気で楽しめるやつかなー」

と。

「例えばさ、親子で本気でかくれんぼするとか。もう、大人が本気で作戦考えて隠れるの。それを子どもが本気で探すとか!大人も本気になる、そんなのがいいよね。」

「どうしても、親が子どもたちの面倒をみる、みたいなイメージが今までの経験上あるじゃないですか?そうじゃないやつ。」

 

なるほど…。

子どもの面倒をみる、ではなくて、大人も一緒に本気で楽しむ、かあ…、

 

これ、大きなヒントになるな。

なんか、また来年度が楽しみになってきた。

こういう保護者の方々と話をするのは実に楽しい。

 

まるで、かまくらの中にいるみたい