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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

■みんなでつくっていく

  ■みんなでつくっていく

 

 私たちが勤務している磐梯町教育再デザインセンターは、町の方々や学校、幼稚園の先生方などと、町のこれからの教育の在り方について検討し、具体的な動きをのプロセスをつくる役目です。

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 昨日は、「『磐梯の教育』0-15基本構想案説明会&意見交換会」でした。各学校園ごとに行ったり、広く参加を募って公民館で行ったりと、何度も開催を重ねているところです。

 

 昨日の会の参加者は、全員がお子さんを学校に通わせている保護者の方でした。前回の説明&意見交換会から引き続きご参加の方も多く、深く突っ込んだ意見交換(ワークショップ)ができました。

 

 

https://www.town.bandai.fukushima.jp/uploaded/attachment/6470.pdf

 

「『多様性』っていうけれど、それって…」

「それは理想だけど、その理想に近付くためには…」

「自由は責任とセットで考えないと…」

「そうか、『選択』って、そういう大きな選択だけではなくて、日常の小さな『選択』の繰り返しの積み重ねがあっての…ですね。」

「子どもたちにどんな学校生活をおくってほしいかというと…」

 

 予定時間をこえて、熱心に聴き合い伝え合いながらの楽しい時間。

「子どもたちにも、こうして大人が話し合う姿を見せるといいよね。」

「そもそも、ここに子どもたちが入ったほうがいいんじゃないの?」

 

 たしかに、そうです。

 

 町の教育、学校のことを考えるのに、当事者である子どもの意見を聞く機会。

 そこは、今後、何らかの形で実現できように考えないと、と感じます。

 

 学校運営協議会は、各学校・園の「教育目標」を真ん中に置きながら、今現在とちょっと先のことを中心に。

 教育基本構想案の意見交換会は、さらに大きな、町単位の教育についての理念と具体化に向けての柱について。

 

 両方がリンクしながらじっくり対話をしながら関係する方々みんなでやっていけるといいなと思います。

 

 「親も共に『学校』をつくっていく、ってことですね。」

と最後、話題に上がりましたが、まさにまさに。

 

 みんなでつくっていくために、対話と実践を繰り返す、そんなサイクルを「楽しく」回す、そんなことが役割だな、と感じた時間でした。

 

 考えることが多くて、疲れたけれど、楽しい時間でした。

 

出した意見をもとに、聴く、話す