保育園の園長先生との話の続き。
「孫がね、ようやくつかまり立ちをするようになったの。それで、あるとき、ベッドに登りたくてしょうが無い感じで、その周りをぐるぐる歩いて何とかして登ろうとしているのね。登れない時には、簡単にこっちで登らせちゃいけないと思うんだよね。登れる時がやがて来るから。そうして、ようやく登れるようになると、やっぱりベッドから降りるときも慎重になるんだなあ、って見ていると思う。そろそろと後ろ向きに降りるとか。どんな危険がありそうかも、自分で分かるみたいにねー。」
「『登りたいの?、はい』なんて簡単に手助けして登らせてしまうと、ベッドから落ちる、なんてことも起こりそうなんだよね。自分で登ったからこそ分かる感覚ってある気がするんだなあ。」
自分で登れるようになる時がくるまで、待つ。待つからこそ、本当の意味で身につくことがあるのかもしれない。
簡単に手助けしていないか?ってことを感じたエピソード。