■「ふるさと、ってなんだろうね?」
今日、ある方としばらく、ホワイトボードを前にしながら話し込んでいました。実に楽しい時間。
その中で、
「ふるさと、ってなんだろうね?」
と尋ねられて。
私にとって、「ふるさと」って何だろう、どこだろう?と考えることになりました。
私は東京生まれで東京育ちではありますが、
(でも、そこがふるさと…とは感じていないな…)
と思うのです。
私にとって、ふるさとかな…って今思えるには、教員になって赴任した「牡鹿」であり、「女川」「雄勝」「河北二俣」だなあ…と。
そこでは、いろんな出会いやチャレンジや試行錯誤がたくさんあるから。学校を中心にしながら、子どもたちと地域を歩いたり、保護者や地域の方々にいろいろ教わったりもしてきたから。
そういう意味で言うと、行くところ行くところが、自分にとっての「ふるさと」づくりになっていたのだろう、と思います。
そこでの、そこの人との思い出。
最近は、鹿角だったり鯨歯だったり、雄勝石のペンダント提げていることが多いです、気が付けば。どれもこの土地ゆかりのもの。
思いだして見ると7~8年前も雄勝石を首から提げていたことを思い出しました。前から「地元のもの」が好きだったんだな。
多分自分の中でのアイデンティティ、拠り所をそこに留めておきたい、そんな気持ちなのかもしれません。確証はありませんが。
行くところ行くところで、自分にとっての「ふるさと」づくりをしてきた、その証としての印、みたいなものかな。
その気持ちを持ちながら、今、福島磐梯町。
自分の胸元に「石巻地区(牡鹿、女川、雄勝、河北二俣)」を置きながら、ここでも、自分なりの「ふるさと」づくりを進めたい。やることは一緒。
やがて、磐梯町の「○○」もいつもそばに置くようになると思います。
今のところは「磐梯山」と大きく書かれた酒造会社の前掛け布を使った鞄を愛用中。
ここでの試行錯誤を、ちゃんと楽しみたい。