■「働くってどんなこと?人はなぜ仕事をするの?」
こんなテーマの本を読んでいる。(まだ途中)
これ、いい。
学校の図書館で見付けて借りてきたんだけど、自分でも欲しくなって早速注文してしまっった。
働くとは?仕事とは?
イエナプラン教育でも、「仕事(学習)」というふうに、仕事と学習を一緒に考えているんだけど、それが自分の中で理解が深まった、そんな気がする。
「働く」とは自律につながること。
「働く」とは人(社会)とつながること。
人は人とかかわり合いながら生きていく、そのために「働く」「仕事」があるってこと。
そしてそれは、自律でもあるんだな…。
誰かとつながっていることで、相対的に「自分」の存在がはっきりする。
誰かの役に立つ、誰かによって支えられていると分かること。
他者とのつながりを感じる、社会的存在である自分を広げていく、それを他者との関係のなかで感じていく…
それが「働く」であり「仕事」か?
そのための準備が「学び」であったり、「学び」自体が「働く」「仕事」でもあったり?
学校での学び(授業)だって、そこにダイレクトにつながっているはず。
切り離して考えることはできないんだなあ、と思う。
もう少しちゃんと読み込んでしっかり言語化できるようにしたい。
昨日は、機会があって献血をした。
問診をしてもらったり、採血をしたりする間におしゃべりもした。
「お正月からお仕事なんですね~」
「かえってお正月からありがとうございます!」
「はい、ちょっとちくっとしますよー。痛いときは言ってくださいね。」
「はーい、大丈夫でーす」
「順調にとれていますよ、あと少しです。」
「ご気分悪くないですか?」
「平気です(^^)」
「献血した血液ってここからどうなるんです?」
「いったん血液センターに集められて・・・・」
「へえ、じゃあ、宮城県内で、ってことでもないのですね。」
「そうですね、場合によっては関東の方にまで、ってこともあるんですよ。」
「へー」
なんて。私はこういうやりとりが実は楽しい。
新しい発見もあるし。
これがもし順番に並んで、機械で採血されて、最後に受け取り口からお金とか景品が
「ガチャン」
なんて出てきたら、ちょっとやだな…なんてことも思ったり(笑)
誰かの役にちょっとでもなったかなーって思えること。
つながりを感じられたり、想像できたり。
少しでいいから、そんなふうに思えるのが、やっぱりうれしいし楽しい。
自分で自分を認める瞬間。
「働く」「仕事」「学び」ってそういうことなんじゃないかなーって考えた日。
自律するから働ける、働くからつながれる、仕事をするから自律できる…
うーーん、難しいけど、考えるのが楽しいね。
「千と千尋の神隠し」もそんな感じのお話だったんじゃないかな。