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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「働くってどんなこと?人はなぜ仕事をするの?」

■「働くってどんなこと?人はなぜ仕事をするの?」

 
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 こんなテーマの本を読んでいる。(まだ途中)
 これ、いい。
 学校の図書館で見付けて借りてきたんだけど、自分でも欲しくなって早速注文してしまっった。

 働くとは?仕事とは?

 イエナプラン教育でも、「仕事(学習)」というふうに、仕事と学習を一緒に考えているんだけど、それが自分の中で理解が深まった、そんな気がする。

 「働く」とは自律につながること。
 「働く」とは人(社会)とつながること。

 人は人とかかわり合いながら生きていく、そのために「働く」「仕事」があるってこと。
 そしてそれは、自律でもあるんだな…。

 

 誰かとつながっていることで、相対的に「自分」の存在がはっきりする。
 誰かの役に立つ、誰かによって支えられていると分かること。
 他者とのつながりを感じる、社会的存在である自分を広げていく、それを他者との関係のなかで感じていく…

 それが「働く」であり「仕事」か?
そのための準備が「学び」であったり、「学び」自体が「働く」「仕事」でもあったり?


 学校での学び(授業)だって、そこにダイレクトにつながっているはず。
 切り離して考えることはできないんだなあ、と思う。

 

 もう少しちゃんと読み込んでしっかり言語化できるようにしたい。


 昨日は、機会があって献血をした。
 問診をしてもらったり、採血をしたりする間におしゃべりもした。

「お正月からお仕事なんですね~」
「かえってお正月からありがとうございます!」
「はい、ちょっとちくっとしますよー。痛いときは言ってくださいね。」
「はーい、大丈夫でーす」
「順調にとれていますよ、あと少しです。」
「ご気分悪くないですか?」
「平気です(^^)」
献血した血液ってここからどうなるんです?」
「いったん血液センターに集められて・・・・」
「へえ、じゃあ、宮城県内で、ってことでもないのですね。」
「そうですね、場合によっては関東の方にまで、ってこともあるんですよ。」
「へー」

 なんて。私はこういうやりとりが実は楽しい。
新しい発見もあるし。

 これがもし順番に並んで、機械で採血されて、最後に受け取り口からお金とか景品が
「ガチャン」
なんて出てきたら、ちょっとやだな…なんてことも思ったり(笑)


 誰かの役にちょっとでもなったかなーって思えること。
 つながりを感じられたり、想像できたり。
 少しでいいから、そんなふうに思えるのが、やっぱりうれしいし楽しい。
 自分で自分を認める瞬間。


 「働く」「仕事」「学び」ってそういうことなんじゃないかなーって考えた日。


 自律するから働ける、働くからつながれる、仕事をするから自律できる…
うーーん、難しいけど、考えるのが楽しいね。

 「千と千尋の神隠し」もそんな感じのお話だったんじゃないかな。

 

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