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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「看板」

■「看板」

 久しぶりに、かつて『学び合い』を看板に、一緒に学び合ってきた仲間とオンラインでお話ができました。
 繰り返しになるけど、いわゆる『学び合い』メンバーで集まって話すのは本当に久しぶり。
 
 アクティブラーニング、なんて言葉が出てくるもっと前から、そもそも西川先生の「『座りなさい!』を言わない授業」
https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%BA%A7%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%95%E3%81%84-%E3%80%8D%E3%82%92%E8%A8%80%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E6%8E%88%E6%A5%AD%E2%80%95%E8%90%BD%E3%81%A1%E7%9D%80%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E5%AD%90%E3%80%81%E5%A4%A7%E6%AD%93%E8%BF%8E-%E8%A5%BF%E5%B7%9D-%E7%B4%94/dp/4491020329

のころ、つまり、
「授業中は座って先生の話を聞いて学ぶのが当たり前だ」
の時代。そんな中
「それは必須じゃないですよね?」
「全ての子どもの学習を保障することが大事であり、それは『みんな』でやるしかないですよね?」
でことで、立ち歩きOK、でも
「みんなが分かるように、みんなでやろう!」
の学習。

 なかなかその真意が理解してもらえずに(もしくはその真意を理解してもらえるだけの心構えがこちらに足りなかったがために)なかなかハードな日々を送っていたころ。


 今は、「必ずしも授業中に座っていなければならない」なんてことはない時代。だから今こそ『学び合い』なんだと思う。

 ところが、今回のみんなは、今は『学び合い』という「看板」は、そんなに表に出していないということ。その看板には固執しなくていいんじゃないか?、ってところなんだと思う。たぶん。
 だから心地よい関係が今でも続いているんだな…と私は感じる。


 「看板」は必要だけど、掲げるものでもないんだな、立ち戻るところにするんだな…と感じた時間。そして、そこに行けば仲間と会える場にする。

 そういう役目になっていくんだな、と感じた時間でした。

 感謝。

 『学び合い』のマインドは、常に磨きたいと思っています。それはイエナプランやホワイトボード・ミーティング®という「看板」のあるときでも同じ。

 どの看板でも、本当は「同じ」。

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