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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「評価をどう使うか。」

■「評価をどう使うか。」


 夏前から、ちょこちょこと「評価とはなんぞや?」みたいなことを考えていて。
それで、先日、あるところでいいタイミングで、その「評価」について考える機会を得ました。


◯そもそも「評価」は誰のため、なんのためなのか?。
◯その「評価」をどう使うのか?

 この2つがキーワードだと思いました。この2つがセットとして提示されている意味は大きいなーと思います。

 本当は違うんだけど、どうしても「評価」って言葉は、ジャッジみたいな一方的なものと捉えられがちです。それに、ひどい場合は、評価者が被評価者に一方的に「くだす」みたいな印象を与えてしまうこともあります。


 「評価を使う」ことを強く認識すると、その「評価」の目的が、より評価者にはっきりと意識されます。「そう評価したのなら、これからどうするの?」ということですね。一方的に「はいAね、Bね。がんばりましょー」ではないってこと。


 評価者(これは自己評価なら自分自身、第3者評価ならその評価者)がすなわち、「ちゃんとした」学び手でないと、評価者にもなれないってことだな。評価者自身が学ぶことの主人公になってないと、本来適切な評価もできないってことになります。


 自分自身が自分のために学び続ける、そんなことをしていると自ずと「評価」もできるようになるってことだな、きっと。

 

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