■ 耳を澄まさないとな
先日、小学校の校外学習で、自然ガイドさんと一緒に森に入りました。
その下見の時には、
「ちょっと、低くしゃがんでみてください。」
と促されるまましゃがみ、地面から30センチの視点に。
「何か、気付きます?」
と言われ
(ああ?)
と感じたのが、
「道?」
「そうです。けもの道。」
なるほど、しゃがんでのぞき込んでみると、普段人間がたって藪を見ているときには気が付かない、なんか、トンネル?みたいな通路がす~と見えてくるような気がしました。
それで、先日は、森を歩いている途中、ガイドさんが
「あ!あの声!おおサンコウチョウだ!ああ、ここにも居るんだあ、ああ、これはすごい収穫だなあ!」
って喜んでいて。
私は、一体どの声なのかはさっぱり分かりませんでしたが、ガイドさんが大喜びしているのをみながら、なんだかうらやましい気持ちになったのでした。
帰り道には、
「あ、あった。これ何の羽か分かります?」
と見せてくれたものが。
小さな羽。黒と水色の線が入ってしましまです。
「カケスの羽です。」
と。
山道を歩きながら、この小さな羽を見つけらることに驚き。
見える人には見えるんだ…と。
聞こえているのに聞こえないモノ。
見えているのに見えていないモノ。
そういうものが、じつはたくさんたくさんあるんだよなー。
せめて、磐梯町の鳥、オオルリと今回のサンコウチョウ。山で聞いたら
「あ!」
って言えるくらいになろう。
そのためには、耳を澄まさないとな、と思いました。