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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■ 耳を澄まさないとな

■ 耳を澄まさないとな

 

 先日、小学校の校外学習で、自然ガイドさんと一緒に森に入りました。

 

 その下見の時には、

「ちょっと、低くしゃがんでみてください。」

と促されるまましゃがみ、地面から30センチの視点に。

「何か、気付きます?」

と言われ

(ああ?)

と感じたのが、

「道?」

「そうです。けもの道。」

 

  なるほど、しゃがんでのぞき込んでみると、普段人間がたって藪を見ているときには気が付かない、なんか、トンネル?みたいな通路がす~と見えてくるような気がしました。

 

 それで、先日は、森を歩いている途中、ガイドさんが

「あ!あの声!おおサンコウチョウだ!ああ、ここにも居るんだあ、ああ、これはすごい収穫だなあ!」

って喜んでいて。

 私は、一体どの声なのかはさっぱり分かりませんでしたが、ガイドさんが大喜びしているのをみながら、なんだかうらやましい気持ちになったのでした。

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 帰り道には、

「あ、あった。これ何の羽か分かります?」

と見せてくれたものが。

 小さな羽。黒と水色の線が入ってしましまです。

「カケスの羽です。」

と。

 

 山道を歩きながら、この小さな羽を見つけらることに驚き。

 

 見える人には見えるんだ…と。

 

 聞こえているのに聞こえないモノ。

 見えているのに見えていないモノ。

 

 そういうものが、じつはたくさんたくさんあるんだよなー。

 

 

 せめて、磐梯町の鳥、オオルリと今回のサンコウチョウ。山で聞いたら

「あ!」

って言えるくらいになろう。

 

 そのためには、耳を澄まさないとな、と思いました。

 

カケスの羽