このコロナウィルス騒ぎでの突然の休校から10日ほど。
この日は、みんなで地区を分担して子どもたちのところに家庭訪問。
「全職員で全ての子どもたちをみよう」を実際に行えるのが、うちみたいな、小規模校。だから、必ずしも担任が家庭訪問、でなくてもいい。
それで、担任でない私も家庭訪問をするメンバーに。
2人の子どものところに行って、本人と家族の方とお話しする時間がとれた。
「早く友だちに会いたいなあー」
がどの子からも出てくる言葉。
そして、思いのほか、学習も含めいろんなことを頑張っていることも分かる。おうちのお手伝いや仕事も一緒にやっていたり。
しばらくいろいろしゃべって、元気をもらったのは実は私の方だったりする。
家庭訪問が終わって、職員室に戻ると、同じように家庭訪問が終わって戻ってきた先生たちと情報交換。
「〇くん、どうだった?」
「へえ、そうだったんだあ。」
「それでね~」
なんて、話が弾む。
お互いに確かめ合えたのは、
「なんかさ、癒やされたのはけっこう私たちだよねえ…」
ってこと。子どもたちが不安かもしれないから、とか心配だから、とかそういう名目?で家庭訪問をするんだけど、
「反対に元気になってかえってきたのは実は僕らかもしれないね。」
なんて、お互いに気付いて笑ったりしていた。
楽しかったし、ほっとしたのは僕らだったから。
そうなんだなあ笑。
「先生」は子どもたちがいるから「先生」でいられる。
「学校」も「学校」であるのは。子どもたちがいるから。
大人だけの学校は、それはそれで疲れるのだ。子どもたちと一緒に活動しての疲れとはまた違うんだよねえ笑。
子どもたちがいないと、始まらない、その当たり前のことに気が付く、そんな感じ。