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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

震災の経験をどう活かすか、か

 第1報を聞いたときは、

「え?」

と耳を疑ったなあ…。

 

 突然の、全国一斉の臨時休業措置。

 

 コロナウィルスという、目に見えないものの影響。計り知れず。

 

 明日からの長い臨時休業に備えて、職員同士で何回か打合せをしたり、子どもたちに伝えることを伝えたりする、そんな慌ただしい気分になる1日。

 

 それでも、

「うちは、全員ですべての子どもたちのことを見ていて、それぞれを分かっている。小さな学校の強みはここだよね」

「だから、みんなで、ここから子どもたちを見ていこう。」

という校長先生の言葉。

 

 震災をどっぷりど真ん中で経験した校長先生らしい言葉だ、と私は感じた。

 

 コロナウィルスによる、全国一斉臨時休業。

ウィルスもだけど、「心の病」が心配だよね、と先生方と。

 

 人と人とが関わり、助け合うことを学んできた、学んでほしいと子どもたちに伝えてきた私たち。

 ともすると、分断と排除、格差を生みかねないような、コロナウィルスとの一連のことに心を痛めながらも、これからをどう過ごすか、が問われる気がする。

 

 「この先に何が起きるか、そこを見据えて手を打たないとな。震災を経験した我々なら、見えるよね。」

と。

 

 震災の時のようだな、とふと思った。

 

 今日、ふつうに体育の授業をしていた。

 

 それがなんかよかったな。

 

 

 

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