先日は、小中の教員同士での会議。
児童生徒のよりよい理解と、今後のサポートのあり方を話し合います。
取り入れていることの特徴は2つ。
①ホワイトボード・ミーティング®
②スクールカウンセラーさんのスーパーバイズ
小中教員混合グループで、その子についての情報をホワイトボード・ミーティング®で進めます。それぞれ関わりや立場が異なると見え方も違います。ですから、いろいろな角度で、その子の良さや状況を確認できます。情報の共有です。(「発散」の段階)
「収束」の問いは「その子の強み」「その子が今困っていること」。
「強み」について話し合いますから、その子の頑張り、成長などがみんなで語られます。「発散」でエピソードまで出ていることが多いので、そこでの会話は温かい空気で満たされます。
この日は、ある担任の先生が
「うれしいなあ…。こんなふうに多くの先生が〇くんのよさを見ていてくれていてて…」
と、話し合いの様子を見ながらつぶやいていました。
「収束」のもう一つの問いは「困っていること」。
困り感、です。人間誰でも、困ることを抱えています。大人も子どもも同じです。
「困っている」は「悪い」じゃありません。「困っている」です。困ることは前に進むためには必要なこと。プラス面でもあります。
そこを共有しながら、今後のサポート案を考えるのが「活用」段階。
そして、最後は、頻繁に学校に来てくださっているスクールカウンセラーさんのスーパーバイズ。時に偏りがちな「教員目線」の見立てに違う角度からアドバイスをもらえます。これがまたいいんですよねえ。
(ああ、そうだなあ…)
って気付かされることがたくさんです。
こうして、若いメンバーもベテランメンバーも一緒になってあれこれ話す、そんな会議は楽しい。
閉会の言葉での教頭先生のお話も、とってもステキで、思わずみんなが笑顔になりました。そして拍手。
会議室から職員室までの廊下も、談笑しながら。
お互いに聴き合い話し合い、次への行動が見えてくると、会議は楽しい。