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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

ピンチをチャンス、に「する」

 

 新年度がスタートしました。

 

 

校長先生が、新メンバーを紹介してくださり、早速8:30から職員会議スタート。はやっ!笑

 

 校長先生からは、(簡単にいうと)

「ピンチはチャンス!子どもたちのために何ができるか、何を楽しめるか。そこを考えて試していきましょう。」

ということ。

 

 本当にそうだなあ、と思います。

 いろんな不安のある中での本年度スタート。今までにこんな新年度の迎え方をしたことはありません。震災の時、その時の感覚に近い感じ。あの時は、最悪な状態からのスタートでしたが、今回のはまた違った意味で先が見えない、そんな不安がどうしてもあります。だからこそ、こんな気持ちを大切にしたい。

 

 一人一人だと、こういう気持ちになれないことがあっても、職員メンバーとして共有できていれば、「心の体力」が温かい人が冷えている人をエンパワーできる可能性が生まれます。

 

 温められる人が温めればいい。その役割は、時と場と状況によっていろいろ入れ代わる、そんなイメージ。

 

 「温める人」「温められる人」という役割固定はなし。時にはベテランが若手に温めてもらうことだってあるし、あったほうがいい。

 

 だから「ピンチはチャンス」なんじゃなくて、「ピンチをチャンスにしちゃえ」ってことなんだなあ、と思います。できる人、できる状態の人がまずチャレンジしてみようってこと。

 

 あ、そういえば、ここ数年子どもたちと我々教員の中での合い言葉的なものになっているのの

「どんどんチャレンジ、失敗OK!ミスOK!」

ってやつ。まさにこれだな~。

 

 不安がある中でも、その中で

「さて、どうすっかな~」

を楽しめるようなあり方を個人でも職員室チームでも大事にしたいな。そのメッセージを、組織のボスが出してくれているんだから、そこを形づくるのは、ぼくら自身。まさに「創る」。

 

 それを、楽しむ、そんな1年が始まります。

 

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