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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「正しく恐れる」

 こういう時だから、「当たり前にやっていたこと」を当たり前にやっていくことが、安定につながる。

 それはそう。

 

 一方で、「当たり前」はイコール「本当に大切なこと」とは限らない。

 

 こんな時だからあれもしないと、これもしないと…。

 あれもできない、これもできない…。

 

しないといけないこと、したいこと。

できないこと、したくないこと。

 

 今まで、やっていた学校の「当たり前」は、今までの環境下での「当たり前」。

 

 本当に本当に学校で「大切なこと」は、子どもたちの「いのち」を大切にすること。

 

 「いのち」そのものはもちろん、子どもたちの笑顔も同じこと。

生き生きと、「ああ楽しいね~」って生きること、生きていること。

 

 そこを基軸にした上で、もう一回「学校の当たり前」を考えてみよう、元に戻そう。

 

「当たり前」として続けること・残すこと。

「当たり前」をやめること。

 

「当たり前」の精度を上げる。

 

 

 コロナウィルスは怖い。

「正しく恐れよう」

「現状をよくみて、情報を集め、その時の最善をつくす」

 それを職員室チームで。

 

 緊張感をもち、でも、安定的に。

 

「今、この状況、この環境下で、大切にしたいことは何か」

をみんなで考えながら。思考停止にならずに。

 

「みんなの英知を集めましょう。」

と伝えてくれた、その言葉の真意はそこにあるんじゃないかな、と考えている。

 

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