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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「無理せず、ゆっくり、焦らず」は

■「無理せず、ゆっくり、焦らず」は
 
 学校再開から1ヶ月です。そろそろ、いろんな意味で分岐点。


この間、「無理せず、ゆっくり、焦らず」を念頭にいれながら、時々ついつい忘れがちになって
(あ、そうだった、そうだった…)
と時々思い返し、振り返りながら、また次を考えるそんな毎日。


 ただ、この「無理せずゆっくり焦らず」をどう捉えるか、を私は大切に考えていて。
これは、「自分自身に課す言葉だな…」と。

 自分の意志や考えが強すぎて、子どものそれとずれが出てきたときにそこに「気付ける」ように「無理せず、ゆっくり、焦らず」。

 だから子どもに対して
「このくらいでいいよ。」
じゃない。

 そこを勘違いして、いい加減な意味あいで「要求」を一方的に下げていくと、きっとお互いに苦しくなるよな、と思います。

 だから、好きなことやってみたいことに夢中になる時間をなるべく確保したり、自分で決めて自分でチャレンジすることを応援したり、するもやめるも自分たちで決められるようにしたり、困った時にはいつでもヘルプを出していいことを伝えたり。

 そして、そのこと自信を私自身が体現できるようにしたり。


 クラスのある子は、生き物が大好き。
「おもしろい、どんどんやってみー(^^)」
と言ってると、休み時間にはカマキリの幼虫探しに熱心、放課後は図鑑で何やら調べてノートに書き付けています。
「ほらー、も下校タクシーの時間だよー」
って言っても
「あ、あと少しで終わるんですー」
とかって笑。

 まだまだ、他のことには
「おいおい…」笑
ってこともあるけど、まあ、だんだん「そっち」にもエンジンが掛かってくることでしょう。それは信じることができます。

 
 今のうちから、なんでも、きっちり行くはずがないし、そもそも「きっちり」なんて誰基準?って話だと思うので。そこんとこを「無理せず、ゆっくり、焦らず」。


 子どもたちの「すき、~たい」のエネルギーと成長ベクトルを感じつつ、タイミングを捉えて、ちょうどいい、後押しができるように「あそび」のある自分でいないとなー。

 そこが、私の「無理せず、ゆっくり、焦らず」。 

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