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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

■一緒に考える仲間として・「お試し公民館」

■一緒に考える仲間として・「お試し公民館」


 社会科では今度から歴史学習に今度入ります。

 それに先だって、
「何のために歴史を学ぶのかな?」
をテーマにみんなでトーク


 みんなでトーク、というのは子どもたち4人と私と中学校の社会科の先生の6人。
 こういう、「こたえ」のないテーマについて話し合うときは、子どもたちと教師を分けて考えないようにあえてしています。

 場合によっては教室の円卓に集まってするときもありますが、今回はみんなでホワイトボードを囲んで行いました。

 一人一人自分が今考えていることを話し、聴いてもらいます。話した内容はホワイトボードに書いていきました。
 一通りみんなが話したら(順番もくじ引きで決めるので、「先生」が最後、みたいにはなりません笑)、出された考えをみんなでもう一度俯瞰的にみて、その中で
「特に大切だと思うこと、重要ポイント」
をみんなで絞っていく、赤線を引いていく、そんなことをしてみました。

 大人の意見がいつでもいいわけでもありません。子どもたちの話すことに
(おお!)
って思わされることも度々ですし、大人が使うムズカシメの言葉よりも、ふつうの言葉ですっと表現されてうなることもあります。
 

こんなふうにしているのも、(まあ少人数ということもあるんですが)大人の意見が、常にいいとは限らないし、学習は「学び合う」で合ってそれに大人も子どももないってことを伝えたいこともあったり、大人も子どももフラットに「一緒に」考えたほうが楽しくない?、というメッセージでもあったり。

 知識としては確かに大人のほうが多いんだけど(たぶん笑)、それは今のところであって、数年経てば、もしかしたら変わらなくなっていくかも知れません。

 だから、「一緒に考える」こと自体を楽しもう、一緒に学び合おう、刺激し合おう、そのほうが楽しいんじゃない?ってこと。

 授業のなかで「お試し公民館」「お試しカルチャー教室」、そんなイメージ笑。

 

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