■縁側オフィス、そして縁側〇〇
震災から10年目を迎えています。
勤務する雄勝地区は、震災で大きな被害を受け、かつてのまちの「中心部」は更地のようになってしまいました。
10年目を迎えるこの場所に、新しく拠点エリアみたいな施設が完成しました。
高い防潮堤のところに盛土をして(かな?)その上に創った施設。道の駅になるかも?なんて話も出ているようですが。
そこに雄勝湾を望むテラスがあります。
休日は時々ここに来ては、本を読んだり文章を作ったりして過ごすことがあります。施設に新しくカフェもできたのでそこからコーヒーを買ってきたりして。食事をする場所もあるので一日いることもできます。
天気のいい日は気持ちがいいです。
オープンな場所なので、そのテラスでなんだかんだしていると、知っている人が声を掛けてくれたり、時々勤務校の子どもたちに出会ったりしておしゃべりも始まります。そして、そこでのおしゃべりがまた新しいアイデアなんかにつながって行ったりして、わくわくにつながることも多いんですよね。
行って見れば「縁側オフィス」。
私にとっては、校舎のない、休日の学びの場でもあります。
人々が行き交う場所で、なんとなく遊んでいるような学んでいるような仕事しているようなこのごちゃごちゃ感…。
「内」と「外」の境界、すき間、緩衝地帯、つなぎ目…。
ん?
なんかこれって面白い。
校舎がなくても、これって決まった建物がなくても、学びの場はできるんじゃないか…。
むむむ?!