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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■推し量る、について

■推し量る、について
 
 ある方とのおしゃべりの中から考えたこと。

 相手の問いにこたえる、「こたえ」を探す?ってことは「推し量る」ってことだとも言えるかもしれないな、と。

 他者の思いをどう受け取って、自分の中の「こたえ」を探して提示するか?

 相手は何を自分に求めているのかな?と考えて、自分はどんな「こたえ」を提示するのか、できるのか考える。

 それが「推し量る」こと。

 何を相手は自分に求めているのかな?と推し量る。思いを受け取って、自分の中で「これか?」ってものを探すなりつくるなり、するってことかな。
 何度もやりとりをすることも必要になってくるかもしれない。
 そもそも、その「何度もするやりとり」こそが求めれているのかもしれない。


 自分と相手との間にあることを推し量る。「想像力」でもあるかな。


 お互いに推し量ろうとすること、その努力、やりとりをすること。これがコミュニケーションでもあるかもなあ。なかなか、手間はかかるけどここは省略できない部分だと思う。
 もしかしたら、(「この人は、この面倒くさいやりとりをわたしとする気があるのか、ないのか」を確かめていることだってあるだろうから。


 だから、推し量ることの確からしさを上げるために様々な情報を集める努力、手間も必要。
 それを総合的に関係付けながら「推し量る」ってことだなあ。


 それが「成長」とも言えるんじゃないかな、と思った。見える、見ようとする世界が広がるっていう点で。


 「推し量り力(想像力)」の確度を上げるのが「学ぶ」ってことでもあるのかもしれないな。

 

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