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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■優しさベースでいきたい、いこう

■優しさベースでいきたい、いこう

 「優しさベースで、って考えているんだよね。」
と朝、子どもたちと一緒に話した。
「みんなにとって『優しさ』ってなに?」
「『優しさ』はいつも同じ?」

 なんでそんな話になったかというと、よく分からないけど、通勤途中で
(やっぱり、結局、優しさベース、かどうかなんだよな。)
って思ったからだったと思う。

 その行動や言葉は「優しさ」からくるのか?
そもそも、優しさってなんだろうね?

 そんなことを話題にできたり、
「それって優しさかな、どうかな?」
って自分や自分たちで振り返られるベースに、ってことができたらいいな。

 他者からの評価もあるだろうけど、自分自身を振り返るベースとして。

 優しいのか、甘いのか。
 自分のためなのか、他者のために、なのか。
 自分のためでもあり、他者のためでもあるのか。

 優しさは1つなのか、いろいろなのか。
 人によって優しさの表現は同じなのか、違っていいのか。

 いつも優しく無ければいけないのか。
 自分に優しい、はどうなのか。


 そもそも「優しい」って何なのか。

 こんなこたえのない問いを子どもたちと、
「なるほどねえ」
って考え合える、そんなのがいいな。


 みんなで話した後に、
「私もついうっかり踏み外してしまうこともあると思うんだよね。その時は『それは優しさじゃないと思いますよ、って言ってね。」
と伝えておいた。

 

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