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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■まだまだ分からないことだらけ、と思う、そんな進歩

■まだまだ分からないことだらけ、と思う、そんな進歩

 

「分かった気になってはいけないよ」
「足下をもっとみよう、地域の理解はそこだ。」
 ある方からそんな言葉をいただいて、実はけっこう心に留めている。
 
 それは、私にとっては「解像度をあげる」って作業。そこを精緻にしていく動きをしないで「地域と学校」なんて言えないな、と自分を振り返ったから。

 そもそも、昔々の「がっこうのせんせい」はもっと地域に溶けていたんじゃないだろうか。
言い悪いは抜きにしても。


 例えば、ホタテ。
 雄勝と言えばホタテ、それはそうだけど。
 でも、そのホタテにまつわるいろんな背景や知識、そこに関わる様々な方々の息づかいもも知らないでいて、
雄勝といえばホタテですね」
ではあまりにも薄っぺらだよなあ、と思ったし、それは今までの自分の理解が薄っぺらだった、と自覚することでもある。

 だから、昨年度から、より足下を見つめてみよう、そこにできるだけ入り込んでみようとしているってことなんだな。

 

 でも、そこが自分は楽しいんだけど。

 

 もちろん、それを本業である「子どもたちにの育ち」に落とし込んでいくのが目的。

 どいしたら、これを活かせそうかなーって考えたりするのも楽しい。

 

 

 ホタテの耳吊り作業に参加するのは昨年から数えて4回目なんだけど、これで分かったことは、
「かなりハード…」
ってこと。

 今までは
「耳吊りの時期だから浜は忙しい。」
と知識だけ(言葉だけ)だったのがリアルな映像(音だったり、寒さだったり、重さだったり、たくさんの人の息づかいだったり)としてなんとなく頭に浮かぶ。
そして
「まだまだ分からないことだらけだ…」
と感じられるようになったことも進歩。


 今回は、漁師さんが着るような、雨合羽?(胸まですっぽり入るオーバーオールみたいなやつ)も買った笑。
 これを着るのも1回くらいじゃあれだから、また何回か足手まといにならないように参加したいなー。

 あの、作業中の、言葉を交わさないでお互いの動きを察知しながらのコミュニケーションをまた感じたいんだなあ。

 

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