次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■次の場所「に」いこう

■次の場所「に」いこう

 昨日は、離任式でした。

石巻市雄勝地区を、離れます。

 

 今度いく場所は石巻市牡鹿地区。東京で小中高を過ごし、山梨で大学時代を過ごし、そのまま学校教員としてスタートした場所です。ここも雄勝と同じように、震災で大きな被害を受けたところです。

 

 私の友達からしてみれば、

「もとかわといえば雄勝とか、ほや、とかほたて、だろー笑」

ってからかわれます。でも、ベースは「牡鹿」にもあったんです。

 

 牡鹿の地では、訳も分からん新人を地域の方々が育ててくださいました。変なことをやらかしても

「まあ、あいつのことだがらや~」

って笑って許してくれたことも多々…。

 

 子どもたちを連れて、地域をぶらぶらしていると、そっちこっちから声も掛けてもらいました。若かった私は、そんな温かな地域や寛容な雰囲気のありがたさに、それほど気付けることもなくのほほん、と過ごしていたんだと思います。

 

 今は、少しはものも分かるようになってきたと思うので、教員としてのスタートの地点で再出発します。

 

 雄勝も牡鹿も「浜の小規模校」「温かな地域」は共通。同じです。そして「おらほの学校」

 

 だから、やることは同じはず。

 

 雄勝を離れることは、「離れる」ことではなくてつなげること。

立場を変えることで見える景色も変わるはず、だと今は思います。

 

 昨晩は、雄勝の恩師の一人とゆっくりお話しすることができた大切な時間をすごしました。

「人ってさ、誰かの期待に応えようとしたときに、力ってより発揮できるんじゃないのかなあ…」

 そんなことをお互いに話したような気がします。

 

 

 雄勝に戻ってきたきっかけも、もう一人の雄勝の恩師の導き。

牡鹿に再度、お世話になることも、もう一人の雄勝の恩師の導き。

 

 こんな私でも、期待を掛けてもらえるなら、やっぱりできることをしたいな。

 

 そして、牡鹿でしっかり自分らしく頑張って、またもう一度雄勝に恩返しに戻ってこられるように、また成長したい。

 

 まずは、しばらくあっちで十分やる、やろう。

 

 私も、「どんどんチャレンジ、失敗OK、ミスOK!」

子どもたちにいつも言ってるんだから、自分もだしね。

 

 雄勝地区の皆さん、ありがとうございました!また今後ともよろしくおねがいます!

 

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