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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■自分で感じる

■自分で感じる

 仲間とのオンライン読書会。
 「あそびの生まれる場所」(西川正 著・ころから)の3回目。

http://korocolor.com/book/asobinoumarerubasho.html

 今回の私の中での「これ!」は
「自分で感じる」
ってこと。

 誰にでも感覚、感情、気持ちはあるのはあたり前。
とはいえ。
 
 案外、それって流れてしまったり意識的にも無意識的にもどこか棚上げしてしまうことってあるんじゃないかな。
 仕方がない、どうせ、無理だ、恥ずかしい、とか、「大人なんだから」とか?


 それを「理性」なんてことにしてしまうことだってあるかも知れない。
 もちろん、どんな時でも自分の感情を表出していいってことじゃないけど。

 

 ただ、自分の感情のありかをリサーチしておかないと、いつの間にか自分自身がどっかにいってしまわないのか?と考えた次第。

 「『自分で感じる』が『自分で考える、決める』の前にある」

というのも印象に残った言葉。

 あまりにも至れりつくせりだったり、スムーズすぎたり、お客様状態だったりすると、困ったりすることも少なくなるから自分の感情も動きにくくなってくるかもしれません。親切すぎとか効率よすぎ、とか感情の創出に蓋をしてしまうかも知れませんね。便利なのは確かにいいんだけど。

 
 そういう意味では自分でしたいことをしたいだけする「あそび」って、「自分で感じる」「自分で考える、決める」が連続で生まれてくるプロセスそのものだなあ、と思いました。


 そして、実はそんなプロセスがあれば、なんでも「あそび」にできてしまいそうですね。

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