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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

苦手、いいじゃん

 得意なこと、苦手なこと。

 

 子どもたちと話していて、

「おれね、〇〇得意なんだ~」

ってにこにこして言う子。

「□□は苦手だけどね~」

って。

 

 いいじゃん、得意なことがあれば、って思う。

 

 「得意なことはね…」

って言える子は、けっこう苦手も多く抱えている子が多い気がするんですよね、私の今までの経験から考えると。

 

 一方で、

「得意なこと…。うーん、あんまりないかな~」

って言う子もいます。

 私からみれば、そういう子は今まで、けっこうあれもこれもできるじゃん、って周囲の大方の人は思っているようなそんな子が多い気がします。

 いろいろできるから、「得意」っていわれると「さて?」って思ってしまうのかも知れません。 

 これが得意って感じられるような場面をまだつくってあげられていなかったんだなあ、どうしたらいいかなあ、と私の立場からは感じたり考えたりします。

 

 

 得意とか苦手とは相対的なものだから、自分がどう感じるかと周りの人がどう思ってくれるかの間にあるものだと思います。

 

 あれこれできちゃう子が、

「うわ、これできない~、難しい~!」

なんてちょっと「苦手感」を味わいながら苦しむ、というか困る、それをちょっと楽しむ、そんなことを繰り返していけると、そんな子も「得意」がはっきりするんじゃないかな~なんて感じます。

 

 

 ある意味、苦手を楽しめるから、「得意」が生まれるのかな~、なんて感じました。

 

 「いいじゃん、苦手でも(^^)。なんとかしてみるぜ!」

ってことなんだな。

 

 苦手、いいじゃんがあればいいってことか?笑

 

 

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