次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

■ありがとう「雄勝」。次の場所「牡鹿」でもがんばります

■ありがとう「雄勝」。次の場所「牡鹿」でもがんばります


 昨日は、雄勝小中学校での勤務最終日。
 2度目の雄勝勤務も一旦終了となります。

 雄勝小中の皆さん、保護者や地域の皆様本当にありがとうございました。
 
 雄勝地区に戻ってこられたのは、小中4校が一緒になって新しい学校が始まる、そんなスタートアップの前年でした。全校5人の大須小学校でした。
 
 そこから、新校舎となっての雄勝小中学校。
 「新しい学校」を多くの方々の税金で建てていただき、1から学校を始める、そんなメンバーの一人になることができて、本当に幸せな5年間でした。こういう経験は、そうそうないです。
 多くの先生方や地域の方々に支えられての5年間のあれこれは、本当に私のなかの宝物。これからも大事にしていきます。

 私のいいところもだめだめなところも分かっていただいている方々との関係は、私にとっては心地よく安心して過ごしていられます、だからやれることも増えてくると同時に甘えも出てきてしまうでしょう。だから、居心地がとてもよくなったところで、居場所を変えるのは、私にとってはやはり必要なことです。

 
 最後に学校の玄関を出るときに、職場の皆さんから丁寧なメッセージ集をいただきました。
温かい言葉がたくさんあって、本当にありがたいです。
 先生方かららのメッセージは、ある面、私への「通信表」というか、よさの面からみた「評価」。先生方から見て、私がどう見えていたかの一端をぎゅっと濃縮した形で表現したもの、でもあるでしょう。

 皆さんが私にくださったメッセージを見ると、私自身が
「そうありたい。そう感じてもらえたらいいな。」
であり、そう感じてもらえるように心掛けていたこととけっこう一致していたから、やはり嬉しい。

(けっこう、楽しくがんばれたのかもね、自分。)
って思える笑。

 開校当初からの「盟友」は

「いつでも楽しく、らく~な気持ちにさせていただきました。ありがとうございます。」
「お別れだけど、お別れじゃない感じです。"教育とは""生きるとは""輪太鼓とは""総合とは"たくさんお話ししましたね。とっても充実した時間でした。今年の6年生を担任していた、もっちゃん先生が輝いていました。子どもたちと一緒にいることを本当に楽しみ、幸せを味わっている感じでした(^^)」

 盟友2人からのこんなメッセージは、本当に嬉しい。

 そして、恩師は
「あわてずに。おいしいものは逃げてはいかないものです。今までありがとう。これからも楽しみにしています。」
と。

 的確です…笑。(すぐ焦って,飛びついて、あれこれ始めるんです、私…)


 そうだそうだ、今年度は久しぶりに担任復帰の1年だったんだな。教務主任や地域連携をやってからの担任復帰は、それまでとは違って少し視野も広がった上で、子どもたちとの直接の時間と場を存分に与えてもらいました。自分の立ち位置と関わり方を考えられた1年。「子どもから学ぶ」をまさに実感。「地域から学ぶ」とまったく同じことに気が付かされます。


 その他のメッセージを読ませていただくと、
(けっこう人の話を聴けたんだな、自分…)
ってこと。それは自分も聴いてもらえていたから、でもあるんです。でも
「たくさん聴いてもらえた」
といってもらえることに、感謝。


 とにかく、この「通信表」に元気をもらいました。励まされ、次のステージに送り出してもらえる感じ。
 
 評価、って本来こういうもんだよね。

 「今までやってきたことに意味はあったし、よかったんだ。まだまだやりたいこと、やれること、それから自分の欠点もあるんだけどね。よし、次もがんばろー(^^)」
 
 そんなふうに後押ししてもらえる、書いてくれた方々のお顔が浮かぶようなダイレクトな言葉。そういう言葉が身に沁みる。


 私の「通信表」

 「よくがんばりました」笑


 雄勝小中学校、ありがとう。

 

 


 よし、自分の強みも弱みもちゃんと自覚して受け入れて、その上でやれることをやれるだけやる、楽しむことにしよう。


 次にお世話になるところも、かつて、かなりお世話になったところ。教員生活のスタートを切ったところ。それこそ、なんにもできない自分を支えてくれた地域。
 
 牡鹿のみなさん、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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