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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「続ける?」「やるー!」

 あたり前だけど、一人一人の理解の度合やつまずきの箇所、もちろん興味(ひっかかり)の部分って異なる。

 算数、っていう「同じこと」をやっていてもそう。

 今の自分にちょうどいい課題を選んで、時間もペースも自分で決められて、他者のサポートもだって必要に応じて得ることができるのなら、やっぱりやりたくなるのが人間。


 モンテッソーリ教育で言っていた「自己教育力」。それは誰にでもはじめからあるもの。

「あの、そろそろ時間ですけどー」
「え?今いいところなのにー。」
「続ける?」
「やるー!」

「集中現象」と「繰り返し」が出始めたら、邪魔することはないですよね。

「じゃあ、算数、続けるか~」
「OK!」

 はじめは「無力」そこからの「自立」そして「相互依存」へ。

 それぞれがそれぞれの強みを生かして、共に前に進むことが、こと「算数の時間」にも普通に小さくできればいいんだよね、と思う。

 

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