■ゆるい対話を積み重ねる
学習参観後の保護者と教師の全体会。
4月からずっと、教師も保護者もガラガラポンの組み合わせて4~5人のグループをつくって、ゆるく対話というかおしゃべりをする時間にしています。時間にして30分弱。
教員としては、受け持ちを越えて、学校のいろいろな子どもたちの父母と話すことができていい時間になります。でもそれは保護者さんの立場にしてみても同じなんだなあ、と感じました。
「同じ学年のお母さん方とこうしてざっくばらんに話ができることがいいな」
とご参加の保護者の方々もおっしゃってくれていたそうです。
子どもたちも日々の生活の中で、学年を越えて一緒に学んだり活動したり話し合ったり…の毎日を送っています。それが彼らの学校生活をより充実させていることを感じる訳ですが、大人もまた機会を見つけてこうして多様な方々と、ちょっとでもいいからゆるくおしゃべりをしておく、というきっかけがあった方が断然いいな、という感じ。
少人数でテーブルを囲んでおしゃべりをしていると、子どもたちのがんばりエピソード、面白エピソードをお互い伝え合うこともできます。また保護者の方々から
「いやあ、学校がこうしてくれているのがありがたいですー」
「この前の学芸会では、先生たちが子どもたちの思いをちゃんと受け取って活かしてくれているんだなーって感じました。」
などと、ほめていただくこともあり、私たち教員も嬉しく幸せな気持ちになります。私たち教員も、
「この間は、〇〇で力を貸していただいて、ほんと、助かりました。ありがとうございます!」
ということも直にお伝えできます。
私たち教員も、やっぱり人間だから、「認めてもらっている」と感じられると嬉しいし、よりよくするためのモチベーションってやっぱり上がります。心が温まると、パフォーマンスも良くなるし(たぶん笑)、うまくいかなかったことについてポジティブに受け取ることもできるようになります。
ちょっとした対話の時間を定期的に少しずつ積み上げる、その中でお互いに感謝や賞賛の言葉を伝え合う、ってやっぱりお互いがハッピーになり、よりよいコミュニティをつくって行くのに、(目立たないけど)とても大切なことだな、と思いました、あらためて。