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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■コミュニティ・スクール、スクールコミュニティ

■「地域とともにある学校づくり推進フォーラム2021 石巻」に参加

https://manabi-mirai.mext.go.jp/2021/10/2021-20211119-1000-1650-web.html

 「地域とともにある学校づくり推進フォーラム2021 石巻」に参加させていただきました。テーマは、「『復興』から『創生』へ」。

 

 宮城県に来てから、ずっと地域の方々にお世話になり、よくしていただいた私にとって「地域と学校」は大きなテーマです。

 沿岸部での経験が長かったので、今までの勤務地のほとんどは震災で大きな被害を受けてしまいました。しかし、そんな中にあって、皆さんはその地でまた新たに仕事を始め、もう一度地域をつくろうとされているのを間近で見ることができました。それは私にとって貴重な財産になっています。

      

 震災の「復興」に関して私ができることはほとんど無くて。震災直後は「何の役にもたたないな…」と思っていました。でも、私は私の仕事の範囲で、できることをするしかない、それをするのがベターでありベストである、と思えるようにもなってきました。子どもたちが、明るく元気に学校で学んでいる、友達と学び合っている、そんな様子が保護者の方々に安心を感じていただき、元気につながるもとになるんだな、と。つまりは、子どもたちとちゃんと向き合うことが一番の、学校ができる「復興」だな、と。そして、地域の素敵な大人たちとたくさん出会って、そこから学ぶ機会・場をたくさん、繰り返しつくること。

 「いい地域は、いい学校をつくる」「いい学校は、いい地域をつくる」

 そんな言葉にも、このフォーラムで出会いました。まさにまさに、です。「いい地域」も「いい学校」も地続き。学校は小さな社会だから。地域は子どもたちにとって一番身近な社会。だからお互いにもっと「知る」。「知る」と楽しい、新しい関係が生まれてきます。知り合えば知り合うほど「もっと知りたい」「何か楽しいことしたい」「一緒にやろうか?集まろうか?」になっていきます。

 コミュニティ・スクールとスクール・コミュニティ。学校も地域も、共に『いい感じになる』。行ったり来たりしながら。だからまずは、私たち教員が地域に出よう、子どもたちと一緒に出よう、そして地域の素敵な大人とたくさん知り合って、たくさん学ぶ、そんなふうにしたいな。楽しみ、楽しみ。(^^)。

 

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