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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

「総合計画 基本構想・基本計画」

 2月は、異業種の方々と一緒に「テーマ」 について一緒に考えたりする機会がなかなか多かったのです。

 「『不登校』シンポジウム~多様な学びと地域連携~」だったり「石巻教育カンファレンス2022~つながる学びと地域~」だったり。

 

 それに加えて、今は社会教育に関する学びを、それこそ多様な方々(地域、職種、年齢…)の方々と共に連日話し合ったりワークショップをやったり、の毎日。

 

 今日は、「事業計画立案」という学び、演習その1。

 たまたま数年前に、「石巻市総合計画」立案のための「市民ワークショップ」メンバーになれ、年間を通して5,6回のワークに参加していました。今はもう完成し形になったものを持参したので、今日はそれがとてもいい資料になりました。

 

 今日の学びと合わせて、それ(市の「総合計画 基本構想・基本計画」を見返してみると、なるほど

(政策ってものはこうして、『ここにこう書いてあるから、こういう事業をします。』『つきましては、こういう事業計画を立て、予算は…』って、そういう仕組みになっているみたいだな…)

と、今更ながらリアルに感じられたのでありました。行政には行政のルールがある。

 市民の税金を使うので根拠の薄い事業に対して、Goサインは出しにくい。無理もありません。

 

 一方で、基本計画に載っている文言は、確かにその通り、なんですが言葉が大きすぎて、何とでも捉えられるとも、捉えられないとも、そんな感じ。基本計画ですから。

 

 となれば、その大きな方向性を状況に合わせながらカスタマイズされた取組にするには、現場をよりよく知る市民のネットワークが必要ってことだな、と思います。そしてその市民が、市の総合計画を読んで自分たちの活動が、そのどこに位置付くものか理解していることが必要ですね。その上で行政との、いつでもどこでも相談し合い意見交換できる環境や関係性があるといい。相手のルールに乗っかることで共同できる範囲が広がります。

 

 

 冒頭に挙げたイベントには、休日の開催にもかかわらず、少なくない行政関係の方々や議員さんもご参加くださいました。私の身の回りでは、なんか新しい動きです。そしてこのタイミングで、市の総合計画をもう一度丁寧に見直すこの機会。

 

 数年前の「市民ワークショップの参加」が今こうしてつながったのか、と思うとなかなかおもしろい。