「仕事の規模が大きくなればなるほど、アイデアを届ける相手の姿が見えなくなる」
とは、「マイノリティデザイン」の中に見つけた一文。
直接の相手との距離がどんどん離れていき、自分で決められることが減っていき、自分がすることもだんだん無くなっていく、見えなくなっていく、そんな感覚。
こういうこと、実はけっこうあったりするなあ、と感じました。
広範囲、大人数で「事業」をすることを優先せず、少なくともお互いに顔の見える範囲で、そのメンバーがより幸せになることを考えながら、それぞれが自分の判断でできることをできるようにする、そんなんじゃどうなんだろう?
大きな組織、大きな○○、っていう、よかれと思ったそれ自体が何かを邪魔しているってことってないのかな?
何かをなそうとして、大きく強くなればなるほど、肝心のかゆいところに手が届かない、なんてことにはならないのだろうか?
そんなことを思っていた今日。
小さく軽やかに、フレキシブルに。
そうだといいと思うんだけど。
見えていないと、見えなくなっていく。