今年度の運動会、終わりました。
スタート位置を、自分で決める徒競走。
(本番では、彼らどうするのかな?本番になれば、やっぱり同じスタートラインを選ぶのかな?それならそれでもいいよね)
とは思っていましたけど。
当日の朝にくじ引きで決めた組で走ります。学年もばらばら。
彼ら、一直線でのスタートラインを選択しないで、本番でもそれぞれに思い思いのスタートラインで走り切っていました。なかなかやるもんだなあ。
赤白対抗で、それなりに「勝つぞ~」なんてやっているんだけど、得点種目でもある徒競走でそういスタートができたのはなぜかなあ?
○そもそも一人ひとりお互いが違う、ということが分かっている。
○スタートラインを前にしても、後ろにしても誰からも非難されないという安心感ができてきている。(前にでる勇気、後ろに下がる勇気、どっちも勇気であること。)
○「1位になる」「2位になる」(つまり勝ち負け、優劣…という以外の価値観もあることが分かってきた。
○どきどきわくわくのチャレンジをする楽しみを味わおうとしている。
この日のよる、職員同士で運動会のお疲れさん会をしました。その中で
「私の心が動いた『運動会、この場面』は?」
というお題で、それぞれが短いお話をする場面を設けたのですが、ある先生が
「徒競走の時ね、負けず嫌いの○ちゃんね、いつもならほら、負けちゃうとご機嫌ななめになってしまうじゃないですか?笑。でもね、今日は相手に6年生もいるのに、ちょっと考え込んで、すっと一歩下がったんですよー。○ちゃんのその時の顔が…」
なんて話もしてくれました。
ちゃんと「見ていたよ」のメッセージを○ちゃんに伝えられますね。
こういうエピソードをみんなで聴き合う。
運動会は「運動会」で終わらないで、次につながって行きますね。
来週は、子どもたちとも一緒に運動会のエピソードを聴き合いたいな。