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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

すべては、同じこと

 運動会が終わりました。

 

 かなり楽しい運動会だったな、と思います。

準備期間も含めて。

 

「どんな運動会にしたい?なるといい?」

からスタートしたこの準備期間。

 

 これを子どもも大人も一緒に楽しめたことがよかったな。それぞれがそれぞれの

「~たい」を考える。そして、それぞれができることをできるようにする。

 それをみんなで感謝しあったり、喜んだり、そんなプロセスができたら、それが楽しい。

 

 

「楽しい」をみんなでつくるプロセス。

そこに聴き合い、伝え合い、受け取る、そんな場と時間があればいい。

 

徒競走でがんばることも、ソーランで全力を出し切ることも、応援合戦でみんなと声を合わせることも、実は全部同じこと。やることや見え方がちょっと違うだけで、その「中身」は実は同じなんだよねー。

  そして、それって運動会に限らず、他のことだって実は同じこと。

 

 思いや願いを緩やかに共有し合った仲間と、一緒に「楽しい」をつくる。楽しくなかったら、どうしたら「楽しい」になるかまた相談する。

 

 やることが違っても、置き換えたら同じこと。

 

 そんなことを、この運動会期間中に、子どもたち練習の合間合間にちょこちょこと伝えてきた。

「勝つ」ことも「負ける」ことも、みんなと一緒に楽しむことのスパイスみたいなものになっていくよね、だんだんと。悔しいことも「楽しい」から。

 

 

「楽しい」をみんなでつくる練習でもあり、それはまた次の活動に「つづく」でもある。そういう意味では運動会は終わったけど、まだ終わっていない、とも言える。笑

 

 

 まだまだ楽しめるなー。