■「点線」くらいでいい
学芸会では獅子舞(ここでは獅子振りといいますが)をします。今までは、3年生以上で行っていましたが、今年は、高学年の人数が減ってしまったので、1年生から6年生までの全員で行います。
地域の方々にも、お手伝いいただいて、今練習をしているところなんです。
獅子、締め太鼓、大太鼓、篠笛、チャッパと役割があります。
お試し体験期間も入れながら、子どももたちに希望を聞いて、希望通りになるように役割を決めました。
練習しながら、地域の方も、その輪の中に入って頂きながら練習をします。やっているうちに、
「ちょっと獅子もやってみたいな~」
と大太鼓担当の子が言ってみたり、
「締め太鼓もやってみたい」
とか獅子役の子が言ってみたりします。
私は、
「そう?やってみなよー」
と言います。自分の役割以外もやってみることって、けっこういいことだと思うから。
学芸会の本番は自分の役割で演じるのだから、それを練習すべき、という考えもあるかも知れませんが、私はあんまりそんなふうには思わなくて。
「やりたいなら、やってみたら?」
と思っています。
いろんな役割をやってみる、やってみたいっていいじゃない、って思うから。ものごとを、そんなにはっきりくっきり分けたり区切ったりしないで、その境界線は「ぼやかした」ほうが、トータルではいい感じになることが多いのでは、と思っているので。
線で区切らすに、点線くらいでいいな。余地を残す、そんなスタンス。