今日は日直でして。
それで、夕方校舎、校地内の巡視をしていました。時刻はそろそろ16時になろうか、とうころ。
校舎のそれを終えて、体育館へ向かう屋外通路を歩いていたら、遠くに、今正に下校しようとしている6年生一人が目に入りました。
下校バス待ちで、それまで玄関あたりで待機していたのでしょう。
私は、遠くから、その子の背に向けて、大きな声で
「さよーーーならーーーー(^_^)」
と言って手を振りました。
その子も気が付いてくれて、手を振り返してくれました。
なんだか、幸せな気分にさせてもらいました。
そして、
(結局、こういうことなんだよね…)
と思ったのでした。
それは別に、私が「よい」とか「すばらしい」とか、そういう意味ではありません。だって、そんなことは、多分、うちの学校の先生だったら(気付いたら)そうするでしょうし。第一、難しいことではないですから。
だから、そうじゃなくて、そんな遠くにいる子にも、挨拶をしたくなる、そしてそれに挨拶を返してくれる、そんなこれまでがあることなんだと思ったのです。
特に先進的な取り組みとか、横文字で書かれるような手法とか、そんな実践ではないけれど、一人ひとりのこんな小さな一言とか、どうかすると言葉にもならないようなリアクションだとかで、「学校」ってつくられているんだろうな…と感じたのです。
そうそう、子どもたちも含めた、保護者や地域の方々も含めた一人ひとりが、そんな小さなことを重ねていくこと。
砂浜の砂粒みたいなものだけど、それが集まると、きれいな砂浜になるみたいなもんだな。