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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■デザインする、という気持ち

■デザインする、という気持ち

 

先日、オンラインで仲間と話していて、話していながら自然と「オープンダイアローグ」の話になっていきました。その研修に参加した人が複数いたこともあって。

 

ロールプレイの研修会だったらしく。

 

「医師」と「患者」という役割が固定されてしまう(そういう場の設定だと)、「医師」は「患者」を治療する対象として捉えてしまう。しかし、「オープンダイアローグ」の場になると、「私とあなた」になり、一緒に考える仲間?相談相手? に自然となっていく…こういうスタンスの自分にも気がつける…

 

そんなニュアンスの話だったと思う、私の受け取り方はそんな感じ。

一度だけではあるけれど、私も「オープンダイアローグ」の体験会に参加したことがあるので、なんとなくイメージができました。

 

場が与える影響って大きいな、と思います。

あと、ロール。役割意識とか立ち位置といってもいいのでしょうか。

 

「医師」(役)として(その意識強めで)そこに居るのか、そういう場の設定の中にいるのか。それとも。一人の「わたし」として、そこに居られてて患者(役)と向かい合うのか、で全く自分のうちからでてくる感情やそれに伴う行動って異なるんだろうな…ということが想像できました。

 

「立ち方が変わる」

という言い方を、その方は使われていました。なるほどです。

 

リラックスして、フラットに話せるような場。

そのデザイン。

 

デザインする、という考え方、スタンス…。

そんなことを考えていたら、過去に読んだこんな記事を思い出しました。

www.asahi.com

 

「世の中の物事は全部つながっている。」

「デザインとは、人とモノ、人と人との関係を『よりよくつなげる』ための観察・思索・知恵・行動のプロセスなんです。」

 

あらゆるものをつなげるハブ。

デザインは気遣い。

 

双方向。

 

デザイン、という言葉をまたちょっと強く意識しようと感じた時間でした。

というか「よりよくつなげるには、どうしたらいいかなー」を考え、やってみることですね。

 

そういえば、先日学ばさせていただいた、「大熊町立学び舎ゆめの森」では、スタッフのことを「デザイナー」と読んでいたなあ。

 

「つなぐ」とか「シームレス」ってことを強く意識しているからだなあ、きっと。

 

自分自身も、いろんな人、もの、コトを行き来しながら、自分なりのデザイン、試行錯誤をしていきたいよね、それを面白がりたいなあ、と思いました。

 

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