次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

縒り合わせていく、綯っていく

 

 会議は楽しい。

 

 

 先日は、次年度運動会のための打合せ。
僻地小規模小中併設の、おまけに新設校の本校。「地域と共に歩んでいく学校」は、その基本コンセプト。

 ですから、運動会も、学校だけでなく公民館、まちづくり協会、モリウミアスなどの地域諸団体と協働で創っていきます。
 そうやってきた運動会も次で4回目になります。

 ここまで、来るのにも関わってきてくれた方々にそれなりの大変さはありました。何から何まで1から始めることになるし、関わるメンバーが多様であれば多様であるほど、それぞれに「今までは」があるから。
 だから、私たちが大事にしてきたことは、毎年、

「で、どんな運動会にしてしたい?なるといい?」
を集まった代表者どうしでしっかり聴き合うところから始めること。
 基本コンセプトづくり、って言っています。

 「子どもたちを中心にした」「地域のお年寄りから小さな子までが参加できる」「地域一体となった」「笑顔あふれる」とか、似たような言葉に収束されます。
「きっと似たような言葉にまとまるんだから、すぐに『どうやるか』『何をするか』『だれがするか』、から話し合えばいいんじゃない?」
って考える方もいるかもしれませんが、私は、ここからもう一度話すことが大事だと思っています。

 それぞれの「願い」「思い」それにまつわるエピソードをもう一度確かめ合う、
 一人一人の願いを、ちゃんと聴き合い、共有するプロセスを組む。
「なるほど」
「たしかに」
「そっか」
「いいね」
「もう少し詳しく教えて」

聴き合うことで、一人の願いがみんなの願いになっていく様子を、私は、ホワイトボードの脇にたって皆さんの意見を聴き書きしながら感じ取ることができます。そんなときはとっても嬉しい。

  
 地域と協働で行ってきた運動会も過去3回経験済み。毎回進化はしてきたけど、困ったこと、課題も同時に出てきます。当たり前のことです。いいものを創りたい、と思うから困ったことも課題も出てきます。3回続けて実施できたことで、「学校と地域が協働で行う運動会」は1つの「かたち」として認知されてきたと思います。
 さて、次年度の運動会は、4回目。またまた大きく変わる、進化するチャンス。

 校長先生も、この運動会に「夢」を描いてくれています。その夢を語ってくれました。
その夢を実現する方向にまたまた大きく舵を切る、いや加速していきたいものです。
 話し合い聴き合うことで、一人の夢がみんなの夢になっていく。大げさかな?

 でもね、一人一人の願いや思いを「縒り合わせ」ていく、縄を綯うように対話していく、そんな感じでやれると、いいんじゃないかな、と思っています。うまくいかないことも、また次のチャレンジ目標になっていきますし。

 会議の終わりには、参加者一人一人ずつが順番に短く話すのが定番なんですが、笑顔で話される方、
「なんか楽しみです!」
と言ってくれる方、いろいろ。

 なんかまた、楽しいことが始まりそう。

 

 

 会議は楽しい(^^)
 

 

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