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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

「もう、これ以上の全力はこれからも出すことはないと思います…(^^)」

 「もう、これ以上の全力はこれからも出すことはないと思います…(^^)」

 

 これって、昨日の運動会で、リレーのアンカーを務めて大きく先行する相手チームを猛追し、ゴール直前で「写真判定」レベルまで追い込んだ彼の言葉。

 

 運動会が終わって、教室に戻り、4~6年生で

「では、最後に一言ずつ~」

での場面でした。

 

 いやあ、私的にはこの言葉、直後の言葉としてとっても良かったなあ、と思うんですよね。極小規模校の本校、彼が本気を出して走らなくては「勝てない」状況って実はないんですよね、同じ条件下では。

 

 だから、徒競走の練習なんかでは、勝ち負けを越えた楽しみ方が味わえるようにそれぞれスタート位置を変えてみたり、自分でスタート位置を決めてみたり、なんていうことをしてきたわけで。

 

 このリレーの時は、途中、練習とは違った状況が生まれて、大きなハンディを背負って最後のパスを受け取ることになってしまったんでうすよね、それで見ていた我々の多くも

(ああ…これはいくら彼でもちょっと、なあ…)

って思ったんだけど、結果

「え?え?!」

って思う猛追の結果、ほんと、数センチレベルで追いつかず、の結果だったんですよねえ。

 

 いやあ、すごかった!

 

 そのことを指して

「もう、これ以上の全力はこれからも出すことはないと思います…(^^)」

 

 翻訳すると

「すっごくがんばりました!」

ってことですよね。

 

 負けても、面白かった、ってこんなことかな、と思いました。

 

 運動会という「おまつり」は終わったけど、この「笑顔と元気と協力」のテーマは、

「つづく」であり、そのエピソードをみんなで積み上げていくってことなんだなー。

 

 

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