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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「特命係」になればいいのかー


 「石巻市総合計画策定のための第2回市民ワークショップ」に参加。
 前回は、石巻に向けての今後の願いや現在の課題について自由に参加者同士で出し合いました。
 今回は、それを元に、SDGsとの関連を探る、そんな時間。

 各グループそれを課題に、自由に自分の思いや願い、こうだといい、こうなるといい、こうあるべきだよね、を出し合う訳です。

 紙に書かれたいろんな理念やアイデアは、それは確かにそうだといいな、と思えるものばかり。

 難しいのはここから。

「じゃあ、どうやって実現するの?」
ってこと。
 
 このワークショップに集まったメンバーが、ここで共有した願いや思い、具体的なアイデアをまさに、自分や自分たちで行動する、それなんだと思います。
「じゃあ、だれか、やってくださいね~」
ではなく。今回で言えば、
「じゃあ、あとは石巻市役所さん、よろしく。」
ではなくて。

 ただ、一人でやっていたり一部だけでやっていても、なかなか全体的にいい感じになっているとは感じられなくて、
「もう無理…」「どうせ自分(たち)だけでやっても…」
みたいになってしまうこともあります。


 だから、少なくともここに集まっているメンバーが、つまりそれぞれ得意とするジャンルや活動エリア、職場が異なるメンバーが、全体として1つのプロジェクトチームを形成して、それぞれがある程度自由にやりたいことをやる、自分の軸を持ちながらもいままでとはと違ったジャンル、エリア、職場に自由に首を突っ込んでみる、突っ込んでいい、そんなのをし続けることができるといいのかな?なんてことを思っていました。


 それぞれが、「自由分子」みたいに。
 それぞれが、各職場における「特命係」
 ミッションを持ちつつ、何をしてもいい、何もしなくてもいい、つまり決まっている「すること」がない、そんな人が一定数以上いるイメージ。

 職場でいうと、「暇な人」笑。
 その「暇な人」は毎日、職場内でも職場外でもふらふらふらふら、あっちこっち自由に生き、首を突っ込みながら、したいことをします。
「もういいかな~」
と思ったら、また違うところに行ってみたり。また戻ってきたり笑。


 「何してもいい」が時間的にも給与的にも認められていて、立場も超えて動けるといいなあ笑。上司、とかもいない笑。まさに「特命係」。

 狭い範囲に自分を閉じ込めないで、思いのままに結構自由に動く。楽しい、うれしいほうに進む、困ったことや課題があれば何とかする、助けを求める、助けたいと思った人が自由に集まる…。

 むむむ?なんだ、全員が「特命係」になればいいんだな笑。

 お金や時間や立場で「動けない」と思っているから動けないのかもね。
 本当に「動けない」の? 本当に??

って自分に問うてみると、案外と枠が外れるものってあるかもしれないなあ。

 自分を縛っているのは自分なのかもな。

 ふふ、自分で自分を「特命係」にしてしまえばいいのか。
 みんなが自分の「特命係」になればいいんだな、そうすれば、市民ワークショップで描いた「妄想」は実現に向けて動き出す、きっと。

 いや、ほんと(^^)。

 

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