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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「体験『だけ』、学習になりがちなんだよね。」という言葉から

 「遊びを学びに変えるコミュニケーション研修」に参加してきました。

 
「南三陸 海のビジターセンター」
https://www.facebook.com/marinevisitorcenter/?eid=ARDugbVQ7OUHFUl_B5tWtcPAdMDJUWBqMjHgUDeHzvKXQQp66i7yTFrzkRgty_JqTinj5qX0_AVU-xCs

https://www.facebook.com/events/574837593093378/

 

 

 「遊び」「学び」「コミュニケーション」。今の私の関心事に関するキーワードが並んだ今回の催し。
 おまけに、いつかは知りたい!とも思っていた、南三陸志津川・戸倉という地。

 

「ネイチャーパーク構想」http://togland.jp/

 

 

 地域の自然、地域資源を活かす、そこだからこそできる、体験と学びの融合の視点も

きっと閃くはず、という期待をもっての参加。

 
 今回は、さらに、教員とかではなくて自然体験活動の現場にいる方から学べるとあって、さらに大きな期待をもって参加しました。

 

 そもそも、この催しへの参加を決めたのは、あるワークショップで一緒のテーブルだった方が、

「ともすると、「体験『だけ』、学習になりがちなんだよね。」

とおっしゃったから。

 

 「体験『だけ』学習」

 

 あるあるです。

 

 確かに、体験するだけでも学べることはあります。経験は学びだから。

でも、そういうことじゃなくて、私がその時感じたのは、

(楽しいは大事。でも「楽しい」を消費するだけじゃ、ね。)

というメッセージだったように思うのです。

 

 そのある方っていうのは、後から知ったのですが、この海のビジターセンターの所長さんでした笑。神ってます、これ、すごい偶然です。

 

 この研修に参加して、ものすごく考えたことがたくさんあるんですが、その中でも、「特に」は

 

〇地元戸倉の漁師さんがたくさん参加していたこと

 

 私は今までも、異業種の方々と一緒に学ぶ機会はけっこうあったほうかな?と思っていましたが、漁師さん、というのはほとんどありません。それもこんなにたくさん…。

 

(なぜ、漁師さんがここに!それもみんな若い!)

 

 研修の内容は、Learning cycle 。

 

 そこたくさんの漁師さん。

「参加しないといけないから参加した」風でもなく、実に楽しそうに学んでいます。

 

(なぜ、漁師さんがここに…)

 

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 根っこは、ASC、SDGSにありそうだということが、その後の、いろんな方々との対話から私が感じたこと。

 https://www.wwf.or.jp/activities/achievement/790.html

 

 

 「よりよい未来を目指した復興とは?」

を考えた時にたどり着いた今ここ、なのだなあ、と。

 

 南三陸志津川は震災で大きな被害を受けたところです。

そこから立ち上がって、共に生き延びる、前に進むを考えた時に、「学ぶ」ことと「遊ぶ(仕事、体験)」を分けないで一括りにしていくこと、そこに良好なコミュニケーションでつなぐことにしたんじゃないかな…と想像しました。

 

 共生。そして、それは「自然との」も含めて。

 

 ただ消費する、じゃななくて、再生産する、持続させていく、そのための仕事と学びとコミュニケーション。

 

 すっごく大きな世界に入った、入ることができた、そんな感覚を得たのが今回の大収穫。

 

 「体験」と「学び」をつなげる「共通言語」

 

 自分の中では、なんとはなしに、そのイメージはあるものの、いや「あった」と思って居たけど、また霧の中に入り込んだ気がします。それが「霧」じゃなくて「雲」だといいな、と願いつつ。

 

 面白くなりそう、そんないい予感がします。

 

 志津川方面に、まず、行ってみた、そこで人と話した。

 

 その「体験」を次につなげたいな、まさにLearning cycle(招待する、探る、概念を考案する、応用する、振り返る…招待する…)を回そう。

 

 まずは「招待」されたのだから、次にいこうー(^^)。

 

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