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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

不安感が高まるときこそ、敢えてのアナログコミュニケーション

 一斉の臨時休業になって4日。

 

 子どももたちは登校しなくても、やることはわりと山積みです。

でも、子どもたちが登校していないと、なんとなくもやもやし、心の安定を失いがちになるのもそう。

 

 そんなタイミングで、小中職員、支援員さん、ALTの先生も含めて全員でホワイトボード・ミーティング®定例進捗会議。

 

「臨時休業になって、数日。先生方もいろいろ不安感が高まっていることだろうから。」

と校長先生の提案。

 

 6つのグループに分かれてホワイトボードを囲みます。

 

 その後、お互いのグループのホワイトボードを見合うギャラリウォーク、最後に全員でサークルになって一言ずつ話し聴き合うサークルタイム。これで45分。

 

 困っていることはそれぞれ違う、とも言えるし、同じとも言えます。

 そのどちらも感じ合うことって大切だよなあ、と思います。自分だけじゃないんだな、と思えます。

 

 そして、この困った状況の中でも、それでも「よいこと」はやっぱりあるんだ、とみんなで確かめ合うこともまた必要。

 

 

「自分がいまできることを考えられた。」

「やれることをやっていけばいいんだね。」

「卒業式は、それでもできるから。」

「できないこと、はできない、と割り切ったっていいんだ。」

「できることを精一杯やろう。」

 

 そんなことをみんなで確かめ合ったそんな45分。

 

 この時間に出し合ったことを忘れずに、次の小さなステップにつなげていきたいですね。

 

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